ザ・フォーク・クルセダーズ – 『帰って来たヨッパライ』
自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960年代を中心に活躍していた、ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲を取り上げます。
ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲について
ザ・フォーク・クルセダーズ(デビュー時のメンバーは、加藤和彦、北山修、はしだのりひこの3名)は、1967年12月25日に『帰って来たヨッパライ(c/w ソーラン節)』でデビューした後、約10枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(ザ・フォーク・クルセダーズ)を参照して下さい。
なお、「自切俳人とヒューマン・ズー」名義の楽曲については「自切俳人とヒューマン・ズー – 『孤独のマラソン・ランナー』」、加藤和彦と北山修のコラボレーション・シングルについては「加藤和彦 – 『あの素晴しい愛をもう一度』」を参照して下さい。">「自切俳人とヒューマン・ズー – 『孤独のマラソン・ランナー』」、加藤和彦と北山修のコラボレーション・シングルについては「加藤和彦 – 『あの素晴しい愛をもう一度』」を参照して下さい。
ザ・フォーク・クルセダーズの1st.シングル『帰って来たヨッパライ』
ザ・フォーク・クルセダーズの1st.シングル『帰って来たヨッパライ』は、1967年12月25日にリリースされて大ヒットし、第10回日本レコード大賞(1968年)で特別賞を受賞しました。
Wikipediaによると、「オリコンチャート史上初のミリオン・シングル(1968年2月15日付にて達成)」で、「シングル盤の売上は累計283万枚に達した」とのことです。
筆者の家にはこのレコードがあったので、丸暗記するまで繰り返し聴きました。
曲自体はそれ程好きではなかったんですが、全く聴いたことのないタイプの曲だったので、強烈なインパクトがあったのを覚えています。
⇒詳細は、Wikipedia(帰って来たヨッパライ)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1967年12月25日リリース | ||
A | 帰って来たヨッパライ 作詞:フォーク・パロディ・ギャング (松山猛・北山修) 作曲:加藤和彦 |
||
B | ソーラン節 (北海道民謡) |
ザ・フォーク・クルセダーズの2nd.シングル『イムジン河』
ザ・フォーク・クルセダーズの2nd.シングル『イムジン河』は、1968年2月21日にリリース予定でしたが、「政治的配慮」から発売中止になりました。
この曲はザ・フォーク・クルセダーズがデビュー前に制作したアルバム(後述)に収録されており、発売中止になった2nd.シングルも「3万枚が未回収」とのことで、ラジオで流れていたのを何回か聴いたことがあります(※)。
⇒詳細は、Wikipedia(イムジン河)を参照して下さい。
(※)筆者はリリース前にこの曲を聴いて好きになり、レコードを買うつもりでいたら、発売中止になって残念に思った、と記憶しています。
朝のテレビ番組「ヤング720」でも聴いたように思いますが、記憶違いかも知れません。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1968年2月21日リリース(発売中止) | ||
A | イムジン河 作詞:朴世永、訳詞:松山猛 作曲:高宗漢 |
||
B | 蛇に食われて死んでゆく男の悲しい悲しい物語 作詞:Shel Silverstein、訳詞:北山修 作曲:Shel Silverstein |
↓『イムジン河』は、2002年3月21日にCDがリリースされています(カップリングは『悲しくてやりきれない』です)。
『イムジン河/悲しくてやりきれない』
ザ・フォーク・クルセダーズの3rd.シングル『悲しくてやりきれない』
ザ・フォーク・クルセダーズの3rd.シングル『悲しくてやりきれない』は、1968年3月21日にリリースされてヒットしました。
Wikipediaによると、A面の『悲しくてやりきれない』は「『イムジン河』に代る新曲として、3時間で作った曲」、B面の『コブのない駱駝』は「北山修の初の作詞曲」とのことです。
⇒詳細は、Wikipedia(悲しくてやりきれない)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1968年3月21日リリース | ||
A | 悲しくてやりきれない 作詞:サトウハチロー 作曲:加藤和彦 |
||
B | コブのない駱駝 作詞: 北山修 作曲:加藤和彦 |
↓『悲しくてやりきれない』は、2002年3月21日にCDがリリースされています(カップリングは『イムジン河』です)。
『イムジン河/悲しくてやりきれない』
ザ・フォーク・クルセダーズの8th.シングル『青年は荒野をめざす』
ザ・フォーク・クルセダーズの8th.シングル『青年は荒野をめざす』は、五木寛之の小説「青年は荒野をめざす」をモチーフにして制作された楽曲で、1968年12月5日にリリースされてヒットしました。
⇒詳細は、Wikipedia(青年は荒野をめざす)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1968年12月5日リリース | ||
A | 青年は荒野をめざす 作詞:五木寛之 作曲:加藤和彦 |
||
B | 百まで生きよう 作詞: 北山修 作曲:加藤和彦 |
ザ・フォーク・クルセダーズのアルバムについて
ザ・フォーク・クルセダーズのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムとオリジナル・アルバムを1枚ずつご紹介します。
ザ・フォーク・クルセダーズのベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』
『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』は2004年11月17日にリリースされたベスト・アルバムで、2021年6月9日に「期間限定でアンコール・プレスされた、スペシャル・プライス盤」がリリースされています。
このアルバムには、シングル曲を中心に全20曲が収録されています。
(収録曲)
№ | 曲名 |
---|---|
1 | 帰って来たヨッパライ |
2 | ソーラン節 |
3 | 悲しくてやりきれない |
4 | コブのない駱駝 |
5 | 水虫の唄 |
6 | レディー・ジェーンの伝説 |
7 | ゲ・ゲ・ゲの鬼太郎 |
8 | 山羊さんゆうびん |
9 | さすらいのヨッパライ |
10 | 戦争は知らない |
11 | 何のために |
12 | 花のかおりに |
13 | 青年は荒野をめざす |
14 | 百まで生きよう |
15 | 大蛇の唄 |
16 | ドラキュラの恋 |
17 | 紀元弐阡年 |
18 | オーブル街 |
19 | 女の娘は強い |
20 | ひょっこりひょうたん島 |
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『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』
↓このアルバムは、Amazon Music Unlimitedでも配信されています。
『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』
ザ・フォーク・クルセダーズのオリジナル・アルバム『ハレンチ』
ザ・フォーク・クルセダーズのオリジナル・アルバム『ハレンチ』は、1967年にリリースされた12曲入りの自主制作盤で、1991年6月7日にCDがリリースされ、1995年1月1日に再発売、2002年8月21日に再々発売されています。
Wikipediaによると、『ハレンチ』はザ・フォーク・クルセダーズの解散記念として300枚制作されたアルバムで、この音源がラジオで取上げられたのがきっかけでプロ・デビューに至った、という経緯のようです。
(収録曲)
№ | 曲名 |
---|---|
1 | そうらん節 |
2 | イムジン河 |
3 | ドリキン・グァード |
4 | ディングの歌 |
5 | グァンタナメラ |
6 | ラ・バンバ |
7 | ひょうたん島 |
8 | 帰ってきたヨッパライ |
9 | 女の娘は強い |
10 | ヨルダン河 |
11 | コキリコの唄 |
12 | 雨を降らせないで |
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『ハレンチ』
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『ハレンチ』
『青春歌年鑑』について
『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲が収録されている商品をご紹介します。
(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。
『青春歌年鑑 60年代総集編』
『青春歌年鑑 60年代総集編』は2004年11月3日にリリースされた、1960年代のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc1-№18に『帰ってきたヨッパライ』、Disc2-№9に『悲しくてやりきれない』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 上を向いて歩こう (坂本九) |
花の首飾り (ザ・タイガース) |
2 | いつでも夢を (橋幸夫、吉永小百合) |
小さなスナック (パープル・シャドウズ) |
3 | こんにちは赤ちゃん (梓みちよ) |
長い髪の少女 (ザ・ゴールデン・カップス) |
4 | 見上げてごらん夜の星を (坂本九) |
亜麻色の髪の乙女 (ザ・ヴィレッジシンガーズ) |
5 | サン・トワ・マミー (越路吹雪) |
エメラルドの伝説 (ザ・テンプターズ) |
6 | 想い出の渚 (ザ・ワイルド・ワンズ) |
ゆうべの秘密 (小川知子) |
7 | 星のフラメンコ (西郷輝彦) |
ブルー・ライト・ヨコハマ (いしだあゆみ) |
8 | 恋のフーガ (ザ・ピーナッツ) |
夕月 (黛ジュン) |
9 | バラが咲いた (マイク真木) |
悲しくてやりきれない (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
10 | 夕陽が泣いている (ザ・スパイダーズ) |
時には母のない子のように (カルメン・マキ) |
11 | 若者たち (ザ・ブロード・サイド・フォー) |
遠い世界に (五つの赤い風船) |
12 | 空に星があるように (荒木一郎) |
白いブランコ (ビリー・バンバン) |
13 | 小指の想い出 (伊東ゆかり) |
夜明けのスキャット (由紀さおり) |
14 | 恋のハレルヤ (黛ジュン) |
人形の家 (引田三枝子) |
15 | この広い野原いっぱい (森山良子) |
フランシーヌの場合 (新谷のり子) |
16 | ブルー・シャトウ (ジャッキー吉川とブルー・コメッツ) |
風 (はしだのりひことシューベルツ) |
17 | 好きさ好きさ好きさ (ザ・カーナビーツ) |
或る日突然 (トワ・エ・モワ) |
18 | 帰ってきたヨッパライ (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
いいじゃないの幸せならば (佐良直美) |
19 | 恋の季節 (ピンキーとキラーズ) |
恋の奴隷 (奥村チヨ) |
20 | 天使の誘惑 (黛ジュン) |
グッド・ナイト・ベイビー (ザ・キングトーンズ) |
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『青春歌年鑑 60年代総集編』
『青春歌年鑑 1967 BEST30』
『青春歌年鑑 1967 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1967年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc2-№15に『帰って来たヨッパライ』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 夜霧よ今夜も有難う (石原裕次郎) |
ブルー・シャトウ (ジャッキー吉川とブルー・コメッツ) |
2 | 世界は二人のために (佐良直美) |
僕のマリー (ザ・タイガース) |
3 | 小樽のひとよ (鶴岡雅義と東京ロマンチカ) |
モナリザの微笑 (ザ・タイガース) |
4 | 小指の想い出 (伊東ゆかり) |
風が泣いている (ザ・スパイダース) |
5 | 恋のハレルヤ (黛ジュン) |
忘れ得ぬ君 (ザ・テンプターズ) |
6 | 恋の落とし穴 (朱里エイコ) |
君に会いたい (ザ・ジャガーズ) |
7 | 虹色の湖 (中村晃子) |
好きさ 好きさ 好きさ (ザ・カーナビーツ) |
8 | 君こそわが命 (水原弘) |
いとしのジザベル (ザ・ゴールデン・カップス) |
9 | 大阪ブルース (奈美悦子) |
バラ色の雲 (ヴィレッジ・シンガーズ) |
10 | レモンとメロン (由美かおる) |
真冬の帰り道 (ザ・ランチャーズ) |
11 | 願い星叶い星 (西郷輝彦) |
朝まで待てない (モップス) |
12 | 花と小父さん (伊藤きよ子) |
トンネル天国 (ザ・ダイナマイツ) |
13 | この広い野原いっぱい (森山良子) |
恋のジザベル (ザ・スウィング・ウエスト) |
14 | いとしのマックス (荒木一郎) |
友達になろう (アウト・キャスト) |
15 | 命かれても (森進一) |
帰って来たヨッパライ (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
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『青春歌年鑑 1967 BEST30』
『青春歌年鑑 1968 BEST30』
『青春歌年鑑 1968 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1968年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc2-№8に『悲しくてやりきれない』、Disc2-№9に『青年は荒野をめざす』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 恋の季節 (ピンキーとキラーズ) |
ブルー・ライト・ヨコハマ (いしだあゆみ) |
2 | 天使の誘惑 (黛ジュン) |
恋のしずく (伊東ゆかり) |
3 | 好きになった人 (都はるみ) |
夕月 (黛ジュン) |
4 | 新宿そだち (大木英夫 & 津山洋子) |
愛のさざなみ (島倉千代子) |
5 | 愛の園 (布施明) |
霧にむせぶ夜 (黒木憲) |
6 | 小さなスナック (パープル・シャドウズ) |
三百六十五歩のマーチ (水前寺清子) |
7 | 花の首飾り (ザ・タイガース) |
小さな日記 (フォー・セインツ) |
8 | 亜麻色の髪の乙女 (ヴィレッジ・シンガーズ) |
悲しくてやりきれない (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
9 | 長い髪の少女 (ザ・ゴールデン・カップス) |
青年は荒野をめざす (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
10 | エメラルドの伝説 (ザ・テンプターズ) |
あなたのブルース (矢吹健) |
11 | 年上の女 (森進一) |
知りすぎたのね (ロス・インディオス) |
12 | 伊勢佐木町ブルース (青江三奈) |
釧路の夜 (美川憲一) |
13 | 今は幸せかい (佐川満男) |
受験生ブルース (高石友也) |
14 | グッド・ナイト・ベイビー (ザ・キングトーンズ) |
ミス・ケミッコ(ケメコの歌) (ザ・ダーツ) |
15 | ゆうべの秘密 (小川知子) |
愛の奇跡 (ヒデとロザンナ) |
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