ザ・フォーク・クルセダーズ – 『帰って来たヨッパライ』

2024-04-08

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960年代を中心に活躍していた、ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲を取り上げます。

ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲について

ザ・フォーク・クルセダーズ(デビュー時のメンバーは、加藤和彦、北山修、はしだのりひこの3名)は、1967年12月25日に『帰って来たヨッパライ(c/w ソーラン節)』でデビューした後、約10枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(ザ・フォーク・クルセダーズ)を参照して下さい。

なお、「自切俳人とヒューマン・ズー」名義の楽曲については「自切俳人とヒューマン・ズー – 『孤独のマラソン・ランナー』」、加藤和彦と北山修のコラボレーション・シングルについては「加藤和彦 – 『あの素晴しい愛をもう一度』」を参照して下さい。">「自切俳人とヒューマン・ズー – 『孤独のマラソン・ランナー』」、加藤和彦と北山修のコラボレーション・シングルについては「加藤和彦 – 『あの素晴しい愛をもう一度』」を参照して下さい。

ザ・フォーク・クルセダーズの1st.シングル『帰って来たヨッパライ』

ザ・フォーク・クルセダーズの1st.シングル『帰って来たヨッパライ』は、1967年12月25日にリリースされて大ヒットし、第10回日本レコード大賞(1968年)で特別賞を受賞しました。
Wikipediaによると、「オリコンチャート史上初のミリオン・シングル(1968年2月15日付にて達成)」で、「シングル盤の売上は累計283万枚に達した」とのことです。

筆者の家にはこのレコードがあったので、丸暗記するまで繰り返し聴きました。
曲自体はそれ程好きではなかったんですが、全く聴いたことのないタイプの曲だったので、強烈なインパクトがあったのを覚えています。
⇒詳細は、Wikipedia(帰って来たヨッパライ)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1967年12月25日リリース
A 帰って来たヨッパライ
作詞:フォーク・パロディ・ギャング
(松山猛・北山修)
作曲:加藤和彦
B ソーラン節
(北海道民謡)

ザ・フォーク・クルセダーズの2nd.シングル『イムジン河』

ザ・フォーク・クルセダーズの2nd.シングル『イムジン河』は、1968年2月21日にリリース予定でしたが、「政治的配慮」から発売中止になりました。

この曲はザ・フォーク・クルセダーズがデビュー前に制作したアルバム(後述)に収録されており、発売中止になった2nd.シングルも「3万枚が未回収」とのことで、ラジオで流れていたのを何回か聴いたことがあります(※)。
⇒詳細は、Wikipedia(イムジン河)を参照して下さい。

(※)筆者はリリース前にこの曲を聴いて好きになり、レコードを買うつもりでいたら、発売中止になって残念に思った、と記憶しています。
朝のテレビ番組「ヤング720」でも聴いたように思いますが、記憶違いかも知れません。

ジャケット 曲名
1 1968年2月21日リリース(発売中止)
A イムジン河
作詞:朴世永、訳詞:松山猛
作曲:高宗漢
B 蛇に食われて死んでゆく男の悲しい悲しい物語
作詞:Shel Silverstein、訳詞:北山修
作曲:Shel Silverstein

↓『イムジン河』は、2002年3月21日にCDがリリースされています(カップリングは『悲しくてやりきれない』です)。
『イムジン河/悲しくてやりきれない』

ザ・フォーク・クルセダーズの3rd.シングル『悲しくてやりきれない』

ザ・フォーク・クルセダーズの3rd.シングル『悲しくてやりきれない』は、1968年3月21日にリリースされてヒットしました。

Wikipediaによると、A面の『悲しくてやりきれない』は「『イムジン河』に代る新曲として、3時間で作った曲」、B面の『コブのない駱駝』は「北山修の初の作詞曲」とのことです。
⇒詳細は、Wikipedia(悲しくてやりきれない)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1968年3月21日リリース
A 悲しくてやりきれない
作詞:サトウハチロー
作曲:加藤和彦
B コブのない駱駝
作詞: 北山修
作曲:加藤和彦

↓『悲しくてやりきれない』は、2002年3月21日にCDがリリースされています(カップリングは『イムジン河』です)。
『イムジン河/悲しくてやりきれない』

ザ・フォーク・クルセダーズの8th.シングル『青年は荒野をめざす』

ザ・フォーク・クルセダーズの8th.シングル『青年は荒野をめざす』は、五木寛之の小説「青年は荒野をめざす」をモチーフにして制作された楽曲で、1968年12月5日にリリースされてヒットしました。
⇒詳細は、Wikipedia(青年は荒野をめざす)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1968年12月5日リリース
A 青年は荒野をめざす
作詞:五木寛之
作曲:加藤和彦
B 百まで生きよう
作詞: 北山修
作曲:加藤和彦

ザ・フォーク・クルセダーズのアルバムについて

ザ・フォーク・クルセダーズのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムとオリジナル・アルバムを1枚ずつご紹介します。

ザ・フォーク・クルセダーズのベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』

『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』は2004年11月17日にリリースされたベスト・アルバムで、2021年6月9日に「期間限定でアンコール・プレスされた、スペシャル・プライス盤」がリリースされています。

このアルバムには、シングル曲を中心に全20曲が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 帰って来たヨッパライ
2 ソーラン節
3 悲しくてやりきれない
4 コブのない駱駝
5 水虫の唄
6 レディー・ジェーンの伝説
7 ゲ・ゲ・ゲの鬼太郎
8 山羊さんゆうびん
9 さすらいのヨッパライ
10 戦争は知らない
11 何のために
12 花のかおりに
13 青年は荒野をめざす
14 百まで生きよう
15 大蛇の唄
16 ドラキュラの恋
17 紀元弐阡年
18 オーブル街
19 女の娘は強い
20 ひょっこりひょうたん島

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『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』

↓このアルバムは、Amazon Music Unlimitedでも配信されています。
『ゴールデン☆ベスト ザ・フォーク・クルセダーズ』

ザ・フォーク・クルセダーズのオリジナル・アルバム『ハレンチ』

ザ・フォーク・クルセダーズのオリジナル・アルバム『ハレンチ』は、1967年にリリースされた12曲入りの自主制作盤で、1991年6月7日にCDがリリースされ、1995年1月1日に再発売、2002年8月21日に再々発売されています。

Wikipediaによると、『ハレンチ』はザ・フォーク・クルセダーズの解散記念として300枚制作されたアルバムで、この音源がラジオで取上げられたのがきっかけでプロ・デビューに至った、という経緯のようです。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 そうらん節
2 イムジン河
3 ドリキン・グァード
4 ディングの歌
5 グァンタナメラ
6 ラ・バンバ
7 ひょうたん島
8 帰ってきたヨッパライ
9 女の娘は強い
10 ヨルダン河
11 コキリコの唄
12 雨を降らせないで

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『ハレンチ』

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『ハレンチ』

『青春歌年鑑』について

『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲が収録されている商品をご紹介します。

(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。

『青春歌年鑑 60年代総集編』

『青春歌年鑑 60年代総集編』は2004年11月3日にリリースされた、1960年代のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc1-№18に『帰ってきたヨッパライ』、Disc2-№9に『悲しくてやりきれない』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 上を向いて歩こう
(坂本九)
花の首飾り
(ザ・タイガース)
2 いつでも夢を
(橋幸夫、吉永小百合)
小さなスナック
(パープル・シャドウズ)
3 こんにちは赤ちゃん
(梓みちよ)
長い髪の少女
(ザ・ゴールデン・カップス)
4 見上げてごらん夜の星を
(坂本九)
亜麻色の髪の乙女
(ザ・ヴィレッジシンガーズ)
5 サン・トワ・マミー
(越路吹雪)
エメラルドの伝説
(ザ・テンプターズ)
6 想い出の渚
(ザ・ワイルド・ワンズ)
ゆうべの秘密
(小川知子)
7 星のフラメンコ
(西郷輝彦)
ブルー・ライト・ヨコハマ
(いしだあゆみ)
8 恋のフーガ
(ザ・ピーナッツ)
夕月
(黛ジュン)
9 バラが咲いた
(マイク真木)
悲しくてやりきれない
(ザ・フォーク・クルセダーズ)
10 夕陽が泣いている
(ザ・スパイダーズ)
時には母のない子のように
(カルメン・マキ)
11 若者たち
(ザ・ブロード・サイド・フォー)
遠い世界に
(五つの赤い風船)
12 空に星があるように
(荒木一郎)
白いブランコ
(ビリー・バンバン)
13 小指の想い出
(伊東ゆかり)
夜明けのスキャット
(由紀さおり)
14 恋のハレルヤ
(黛ジュン)
人形の家
(引田三枝子)
15 この広い野原いっぱい
(森山良子)
フランシーヌの場合
(新谷のり子)
16 ブルー・シャトウ
(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)

(はしだのりひことシューベルツ)
17 好きさ好きさ好きさ
(ザ・カーナビーツ)
或る日突然
(トワ・エ・モワ)
18 帰ってきたヨッパライ
(ザ・フォーク・クルセダーズ)
いいじゃないの幸せならば
(佐良直美)
19 恋の季節
(ピンキーとキラーズ)
恋の奴隷
(奥村チヨ)
20 天使の誘惑
(黛ジュン)
グッド・ナイト・ベイビー
(ザ・キングトーンズ)

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『青春歌年鑑 60年代総集編』

『青春歌年鑑 1967 BEST30』

『青春歌年鑑 1967 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1967年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№15に『帰って来たヨッパライ』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 夜霧よ今夜も有難う
(石原裕次郎)
ブルー・シャトウ
(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
2 世界は二人のために
(佐良直美)
僕のマリー
(ザ・タイガース)
3 小樽のひとよ
(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)
モナリザの微笑
(ザ・タイガース)
4 小指の想い出
(伊東ゆかり)
風が泣いている
(ザ・スパイダース)
5 恋のハレルヤ
(黛ジュン)
忘れ得ぬ君
(ザ・テンプターズ)
6 恋の落とし穴
(朱里エイコ)
君に会いたい
(ザ・ジャガーズ)
7 虹色の湖
(中村晃子)
好きさ 好きさ 好きさ
(ザ・カーナビーツ)
8 君こそわが命
(水原弘)
いとしのジザベル
(ザ・ゴールデン・カップス)
9 大阪ブルース
(奈美悦子)
バラ色の雲
(ヴィレッジ・シンガーズ)
10 レモンとメロン
(由美かおる)
真冬の帰り道
(ザ・ランチャーズ)
11 願い星叶い星
(西郷輝彦)
朝まで待てない
(モップス)
12 花と小父さん
(伊藤きよ子)
トンネル天国
(ザ・ダイナマイツ)
13 この広い野原いっぱい
(森山良子)
恋のジザベル
(ザ・スウィング・ウエスト)
14 いとしのマックス
(荒木一郎)
友達になろう
(アウト・キャスト)
15 命かれても
(森進一)
帰って来たヨッパライ
(ザ・フォーク・クルセダーズ)

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『青春歌年鑑 1967 BEST30』

『青春歌年鑑 1968 BEST30』

『青春歌年鑑 1968 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1968年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№8に『悲しくてやりきれない』、Disc2-№9に『青年は荒野をめざす』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 恋の季節
(ピンキーとキラーズ)
ブルー・ライト・ヨコハマ
(いしだあゆみ)
2 天使の誘惑
(黛ジュン)
恋のしずく
(伊東ゆかり)
3 好きになった人
(都はるみ)
夕月
(黛ジュン)
4 新宿そだち
(大木英夫 & 津山洋子)
愛のさざなみ
(島倉千代子)
5 愛の園
(布施明)
霧にむせぶ夜
(黒木憲)
6 小さなスナック
(パープル・シャドウズ)
三百六十五歩のマーチ
(水前寺清子)
7 花の首飾り
(ザ・タイガース)
小さな日記
(フォー・セインツ)
8 亜麻色の髪の乙女
(ヴィレッジ・シンガーズ)
悲しくてやりきれない
(ザ・フォーク・クルセダーズ)
9 長い髪の少女
(ザ・ゴールデン・カップス)
青年は荒野をめざす
(ザ・フォーク・クルセダーズ)
10 エメラルドの伝説
(ザ・テンプターズ)
あなたのブルース
(矢吹健)
11 年上の女
(森進一)
知りすぎたのね
(ロス・インディオス)
12 伊勢佐木町ブルース
(青江三奈)
釧路の夜
(美川憲一)
13 今は幸せかい
(佐川満男)
受験生ブルース
(高石友也)
14 グッド・ナイト・ベイビー
(ザ・キングトーンズ)
ミス・ケミッコ(ケメコの歌)
(ザ・ダーツ)
15 ゆうべの秘密
(小川知子)
愛の奇跡
(ヒデとロザンナ)

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『青春歌年鑑 1968 BEST30』

1960年代

Posted by hides