岡林信康 – 『チューリップのアップリケ』

2024-01-24

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960~1970年代を中心に活躍していた、岡林信康の楽曲を取り上げます。

岡林信康の楽曲について

岡林信康(おかばやし・のぶやす)は、1968年10月5日に『山谷ブルース(c/w 友よ)』でデビューした(※)後、約30枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。

(※)Wikipediaによると、1968年5月に『ほんじゃまあおじゃまします(c/w 山谷ブルース)』をリリース予定でしたが、発売中止になったそうです。
なお、Wikipediaには『山谷ブルース(c/w 友よ)』のリリース日が「1968年9月5日」と記載されていますが、本稿ではオリコン・チャート・ブックに準拠して「1968年10月5日」と記載しました。
⇒詳細は、Wikipedia(岡林信康)を参照して下さい。

岡林信康の1st.シングル『山谷ブルース』

岡林信康の1st.シングル『山谷ブルース』は、1968年10月5日にリリースされ、オリコンで「最高位:65位、登場週数:5週、売上数:1.4万枚」を記録しました。

大ヒットした訳ではありませんが、A面の『山谷ブルース』、B面の『友よ』とも、ラジオでよく流れていましたので、とても印象に残っています。
⇒詳細は、Wikipedia(山谷ブルース)およびWikipedia(友よ)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1968年10月5日リリース
A 山谷ブルース
作詞:平賀久裕・岡林信康
作曲:岡林信康
歌:岡林信康
B 友よ
作詞:岡林信康・鈴木孝雄
作曲:岡林信康
歌:岡林信康、高石友也、フォーク・キャンパーズ

岡林信康の2nd.シングル『チューリップのアップリケ』

岡林信康の2nd.シングル『チューリップのアップリケ』は、1969年3月25日に『流れ者』のB面としてリリースされた後、A面とB面を入替えて再発売され、オリコンで「最高位:94位、登場週数:5週、売上数:1.2万枚」を記録しました。

『チューリップのアップリケ』は放送禁止歌でしたが、ラジオではよく流れていましたので、今でもよく覚えています。
⇒詳細は、Wikipedia(流れ者、チューリップのアップリケ)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1969年3月25日リリース
A 流れ者
作詞:岡林信康 · 沢田福満
作曲:岡林信康
B チューリップのアップリケ
作詞:岡林信康 · 大谷あや子
作曲:岡林信康
2 1969年リリース
A チューリップのアップリケ
作詞:岡林信康 · 大谷あや子
作曲:岡林信康
B 流れ者
作詞:岡林信康 · 沢田福満
作曲:岡林信康

岡林信康の3rd.シングル『くそくらえ節(c/w がいこつの唄)』

岡林信康の3rd.シングル『くそくらえ節(c/w がいこつの唄)』は、1969年8月1日にリリースされ、オリコンで「最高位:81位、登場週数:11週、売上数:2.8万枚」を記録しました。
⇒詳細は、Wikipedia(くそくらえ節、がいこつの唄)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1969年8月1日リリース
A くそくらえ節
作詞:岡林信康
作曲:岡林信康
B がいこつの唄
作詞:岡林信康
作曲:岡林信康

岡林信康の5th.シングル『手紙』

岡林信康の5th.シングル『手紙』は、1970年5月に『それで自由になったのかい』のB面としてリリースされた後、1971年4月25日にA面とB面を入替えて再発売されました。

『手紙』も放送禁止になっていたため、耳にする機会は少なかったですが、それでもラジオでは何回か聴く機会があり、非常に強く印象に残っています(筆者はこの曲で同和問題の存在を初めて知りました)。

(※)『手紙』が初めて収録されたのは、1st.アルバム『わたしを断罪せよ 岡林信康フォーク・アルバム第一集(1969年8月1日リリース)』ですが、シングル・バージョンとはアレンジが異なります。

なお、『それで自由になったのかい』は、1970年8月9日に行われた全日本フォークジャンボリーのライブ・バージョンで、「はっぴいえんど」が演奏に加わっており、再発売バージョンのジャケットには「岡林信康、はっぴいえんど」と表記されています。
⇒詳細は、Wikipedia(それで自由になったのかい、手紙)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1970年5月リリース
A それで自由になったのかい
作詞:岡林信康
作曲:岡林信康
B 手紙
作詞:中島一子・岡林信康
作曲:岡林信康
2 1971年4月25日リリース
A 手紙
作詞:中島一子・岡林信康
作曲:岡林信康
B それで自由になったのかい
作詞:岡林信康
作曲:岡林信康

岡林信康のアルバムについて

岡林信康のアルバムは何枚かリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムとライブ・アルバムを1枚ずつご紹介します。

岡林信康のベスト・アルバム『岡林信康 ベストコレクション』

2017年9月6日にリリースされた『岡林信康 ベストコレクション』は、「岡林信康が1987年に自主制作盤としてカセットテープのみで販売していた幻の作品集『ベストコレクション Vol.1』を『ベストコレクション』と改題して遂に初CD化!」したアルバムで、代表的な楽曲が9曲収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 流れ者
2 チューリップのアップリケ
3 オリビアに
4 26ばんめの秋
5 橋~"実録"仁義なき寄合い(ライブ)
6 ミッドナイト・トレイン(ライブ)
7 山辺に向いて
8 君に捧げるラブ・ソング
9 自由への長い旅

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『岡林信康 ベストコレクション』

岡林信康のライブ・アルバム『岡林信康コンサート』

2008年10月24日にリリースされ、2013年3月20日に再発売された『岡林信康コンサート(オリジナルは1971年2月リリース)』はCD2枚組のアルバムで、Disc1に10曲、Disc2に9曲、全19曲が収録されています。

Amazonの商品説明には、以下のように記載されています。

  • 『わたしを断罪せよ』『見るまえに跳べ』の2枚のアルバムから選曲されたライブベストとも呼べるほどの好内容で、前半は弾き語り、後半ははっぴいえんどを従えたロックサウンド。 ゲストとして高田渡『生活の柄』『お馴染みの短い手紙』、加川良『教訓I』の単独演奏のほかに、はっぴいえんどのここでしか聞くことの出来ない単独演奏楽曲『かくれんぼ』『はいからはくち』も収録。ヤケクソ気味に打ち鳴らされる岡林のロックは、はっぴいえんどというロックバンドのサポートを得て、今までにないくらい弾け、グルーヴ感を増している。日本のロック史に残る岡林とはっぴいえんどの名演。 狂ったような鈴木茂のギターが炸裂する『私たちの望むものは』~『今日をこえて』の終盤2曲の繋がりは日本語ロックが頂点を迎えた瞬間と言える位の出来。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 1970年12月暮 それで自由になったのかい
2 山谷ブルース かくれんぼ
3 チューリップのアップリケ はいからはくち
4 お父帰れや おまわりさんに捧げる唄
5 生活の柄 君を待っている
6 教訓1 だからここに来た
7 おなじみの短い手紙 自由への長い旅
8 手紙 私たちの望むものは
9 流れ者 今日をこえて
10 性と文化の革命

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『岡林信康コンサート』

1960年代

Posted by hides