中尾ミエ – 『可愛いベイビー』

2024-01-16

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960年代から活躍し続けている、中尾ミエの楽曲を取り上げます。

中尾ミエの楽曲について

中尾ミエ(なかお・みえ)は1962年4月に『可愛いベイビー』でデビューした後、現在までに約60枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(中尾ミエ)を参照して下さい。

中尾ミエの1st.シングル『可愛いベイビー』

中尾ミエが1962年4月にリリースした1st.シングル『可愛いベイビー』は、発売と同時に大きな反響を呼び、最終的な売上げは100万枚を超える大ヒットになりました。
この曲は色々なアーティストがカバーしていますが、ラジオでよく流れていたバージョンは圧倒的に中尾ミエ版が多かったと思います。

筆者自身はこの曲がそれ程好きだった訳ではありませんが、ものすごくインパクトが大きかったので、強烈な印象が残っています。
⇒詳細は、Wikipedia(可愛いベイビー)を参照して下さい。

(※)A面の曲名を『可愛いベイビー』と記載しましたが、レコードジャケットには『可愛いいベビー』と表記されています。
オリジナルはコニー・フランシス(Connie Francis)が1961年にリリースした『Pretty little baby』で、こちらの邦題は『かわいいベイビー』です。
なお、B面に収録されている『ダンスへおいで』のオリジナルは、モーリン・グレイ(Maureen Gray)の『Come on and dance』で、邦題は『ダンスにおいで』です。
中尾ミエと同じ頃に弘田三枝子が『カモン ダンス(日本語詞:みナみカズみ(=安井かずみ))』というタイトルでカバーしています。

曲名
1 1962年4月リリース
A 可愛いベイビー
(日本語詞:漣健児、作曲:Bill Nauman)
B ダンスへおいで
(日本語詞:タカオ・カンベ、作曲:J.Madara)

中尾ミエの20th.シングル『アイドルを探せ』

1965年1月にリリースされた、中尾ミエの20th.シングル『アイドルを探せ』もそこそこヒットして、テレビやラジオでよく流れていました。
⇒詳細は、Wikipedia(アイドルを探せ)を参照して下さい。

(※)『アイドルを探せ』のオリジナルは、シルヴィ・ヴァルタン(Sylvie Vartan)の『La plus belle pour aller dancer』です。
B面の『恋のセーラー・ガール』については、原題が『It’s in your hand』であることはわかりましたが、作曲者とオリジナルの歌唱者はわかりませんでした。

曲名
1 1965年1月リリース
A アイドルを探せ
(日本語詞:安井かずみ、作曲:Georges Garvarentz)
B 恋のセーラー・ガール
(日本語詞:安井かずみ、作曲:?)

中尾ミエの23rd.シングル『夢みるシャンソン人形』

1965年10月にリリースされた、中尾ミエの23rd.シングル『夢みるシャンソン人形』もテレビやラジオでよく流れており、年末に行われた第16回紅白歌合戦でも中尾ミエはこの曲を歌唱しています。
⇒詳細は、Wikipedia(夢みるシャンソン人形)を参照して下さい。

(※)『夢みるシャンソン人形』のオリジナルは、フランス・ギャル(France Gall)の『Poupée de cire,poupée de son』です。
B面の『恋はおとなしく』もオリジナルはフランス・ギャル(France Gall)で、原題は『Soyons sages』です。

曲名
1 1965年10月リリース
A 夢みるシャンソン人形
(日本語詞:岩谷時子、作曲:Serge Gainsbourg)
B 恋はおとなしく
(日本語詞:藤川桂介、作曲:Guy Magenta)

中尾ミエの41st.シングル『片想い』

中尾ミエの41st.シングル『片想い』は、槇みちるが1969年11月1日にリリースした『鈴の音がきこえる』のB面に収録されていた曲をカバーしたものです。
1回目のリリースが1971年11月5日、2回目のリリースが1977年6月10日になっていますが、Wikipedia情報を要約すると「初回リリース時は話題にならないまま廃盤になったが、1977年に有線放送でのリクエストが急上昇したので再発売したところ、オリコンチャートのTOP100に36週も登場するロングヒットとなり、最終的には30万枚の売上を記録した」という経緯だそうです。
⇒詳細は、Wikipedia(片想い)を参照して下さい。

筆者はこの曲が大好きで、今でも時々口ずさんだりしているんですが、手許のカセット・テープを確認したところ、1973年1月30日にエア・チェックしていました。
1回目のリリース時にテレビかラジオでこの曲を聴いて好きになり、録音するチャンスを待っていたものと思われます。

曲名
1 1971年11月5日リリース
A 片想い
(作詞:安井かずみ、作曲:川口真)
B それが何になる
(作詞:柴田かおり、作曲:井上たかし)
2 1977年6月10日リリース
A 片想い
(作詞:安井かずみ、作曲:川口真)
B 駐車場(パーキング)
(作詞:山口洋子、作曲:加瀬邦彦)

(おまけ)中尾ミエの公式サイト

中尾ミエの公式サイト「中尾ミエ オフィシャルサイト」のリンクを貼っておきます。
このサイトは、最近あまり更新されていませんが、CDや書籍に関する情報の他、コンサートやテレビ出演に関する情報が発信されています。
⇒詳細は、中尾ミエ オフィシャルサイトを参照して下さい。

中尾ミエのアルバムについて

中尾ミエのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムを2枚ご紹介します。

中尾ミエの最新ベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト 中尾ミエ』

中尾ミエのベスト・アルバムは何枚かリリースされていますが、最も新しく入手し易いアルバムは『ゴールデン☆ベスト 中尾ミエ(2011年5月18日リリース)』だと思います。

このアルバムには22曲が収録されており、大半がシングルでリリースされた曲です。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 可愛いベイビー
2 涙のバースデイ・パーティ
3 渚のデイト
4 バイ・バイ・バーディー
5 夢みるシャンソン人形
6 アイドルを探せ
7 チム・チム・チェリー
8 ハロー、ドーリー!
9 ダンケ・シェーン
10 花はどこへ行った
11 片想い
12 ただそれだけ
13 風の中で
14 忘れられた坊や
15 さすらいの町
16 男の酒場
17 東京流れ者
18 恋のバカンス
19 おまえさん
20 この愛に生きて
21 グッド・ナイト
22 帰って来た女

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『ゴールデン☆ベスト 中尾ミエ』

中尾ミエの初期ベスト・アルバム『可愛いベイビー~中尾ミエ アーリー・ヒッツ』

2019年7月17日にリリースされた配信限定アルバムで、初期のシングルやアルバムからセレクトされた楽曲が22曲収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 可愛いベイビー
2 ダンスへおいで
3 アッ・ハァー
4 いちごの片想い
5 月夜にボサノバ
6 涙のバースデイ・パーティ
7 バイ・バイ・バーディー
8 内気な17才
9 渚のデイト
10 恋と涙の17才
11 恋のバカンス
12 カサノバ・キッス
13 ハロー・ドーリー!
14 マイ・ボーイ・ロリポップ
15 アイドルを探せ
16 夢みるシャンソン人形
17 涙のシャンソン日記
18 哀愁のカレリア
19 チム・チム・チェリー
20 この胸のときめきを
21 ジングルベル
22 ホワイトクリスマス

↓このアルバムは、Amazon Music Unlimitedで配信されています。
『可愛いベイビー~中尾ミエ アーリー・ヒッツ』

『青春歌年鑑』について

『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、中尾ミエの楽曲が収録されている商品をご紹介します。

(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。

『青春歌年鑑 1962 BEST30』

『青春歌年鑑 1962 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1962年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№12に『可愛いベイビー』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 ルイジアナ・ママ
(飯田久彦)
コーヒー・ルンバ
(西田佐知子)
2 ふりむかないで
(ザ・ピーナッツ)
琵琶湖周航の歌
(ペギー葉山)
3 遠くへ行きたい
(ジュリー藤尾)
赤いハンカチ
(石原裕次郎)
4 君恋し
(フランク永井)
江梨子
(橋幸夫)
5 哀愁のトランペット
(アイ・ジョージ)
川は流れる
(仲宗根美樹)
6 下町の太陽
(倍賞千恵子)
若いやつ
(橋幸夫)
7 湖愁
(松島アキラ)
白い花のブルース
(平野こうじ)
8 若いふたり
(北原謙二)
アカパルコのお転婆娘
(スリーファンキーズ)
9 山男の歌
(ダーク・ダックス)
レモンのキッス
(ザ・ピーナッツ)
10 五匹の子豚とチャールストン
(安村昌子)
ヴァケイション
(弘田三枝子)
11 ツイストNo.1
(藤木たかし)
涙の日記
(スリーファンキーズ)
12 電話でキッス
(ダニー飯田とパラダイスキング)
可愛いベイビー
(中尾ミエ)
13 悲しき片思い
(飯田久彦)
すてきな16才
(弘田三枝子)
14 ジェニ・ジェニ
(鈴木やすし)
ロコ・モーション
(伊東ゆかり)
15 クライ・クライ・クライ
(倉光薫)
いつでも夢を
(橋幸夫、吉永小百合)

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『青春歌年鑑 1962 BEST30』

『青春歌年鑑 1963 BEST30』

『青春歌年鑑 1963 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1963年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc1-№6に『バイ・バイ・バーディー』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 美しい十代
(三田明)
夢みる片想い
(伊東ゆかり)
2 高校三年生
(舟木一夫)
想い出のダイアナ
(スリー・ファンキーズ)
3 けんかで デイト
(田辺靖雄 & 梓みちよ)
大脱走マーチ
(デューク・エイセス)
4 若い季節
(ザ・ピーナッツ)
悲しきカンガルー
(ダニー飯田とパラダイス・キング)
5 ワン・ボーイ
(スリー・グレイセス)
キューティ・パイ
(伊東ゆかり)
6 バイ・バイ・バーディー
(中尾ミエ)
悲しきハート
(弘田三枝子)
7 こんにちは赤ちゃん
(梓みちよ)
太陽の下の18才
(伊藤アイコ)
8 東京五輪音頭
(三波春夫)
ヘイ・ポーラ
(田辺靖雄 & 梓みちよ)
9 長崎の女
(春日八郎)
シェリー
(ダニー飯田とパラダイス・キング)
10 浪曲子守唄
(一節太郎)
渚のデイト
(弘田三枝子)
11 なみだ船
(北島三郎)
ダニー・ボーイ
(高橋元太郎)
12 島のブルース
(三沢あけみ & 和田弘とマヒナスターズ)
恋の売り込み
(伊東ゆかり)
13 恋は神代の昔から
(畠山みどり)
エリカの花散るとき
(西田佐知子)
14 霧子のタンゴ
(フランク永井)
寒い朝
(吉永小百合 & 和田弘とマヒナスターズ)
15 学園広場
(舟木一夫)
見上げてごらん夜の星を
(坂本九)

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『青春歌年鑑 1963 BEST30』

『青春歌年鑑 1965 BEST30』

『青春歌年鑑 1965 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1965年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№15に『アイドルを探せ』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 ラストダンスは私に
(越路吹雪)
サン・トワ・マミー
(越路吹雪)
2 ウナセラディ東京
(和田弘とマヒナスターズ)

(美空ひばり)
3 悲しき願い
(尾藤イサオ)
二人の世界
(石原裕次郎)
4 女の意地
(西田佐知子)
私を愛して
(奥村チヨ)
5 愛して愛して愛しちゃったのよ
(和田弘とマヒナスターズ)
涙くんさよなら
(和田弘とマヒナスターズ)
6 ナポリは恋人(Napoli Fortuna Mia)
(弘田三枝子)
アンジェリータ
(ダーク・ダックス)
7 ごめんネ…ジロー
(奥村チヨ)
朝日のあたる家
(ダニー飯田とパラダイス・キング)
8 赤坂の夜は更けて
(西田佐知子)
夢見るシャンソン人形
(弘田三枝子)
9 下町育ち
(笹みどり)
恋する瞳
(伊東ゆかり)
10 さよならはダンスの後に
(倍賞千恵子)
スエーデンの城
(岸洋子)
11 チキン・オブ・ザ・シー
(ジャニーズ)
夏の日の想い出
(日野てる子)
12 まつのき小唄
(二宮ゆき子)
君に涙とほほえみを
(布施明)
13 くやしいじゃないの
(森山加代子)
知りたくないの
(菅原洋一)
14 赤いグラス
(アイ・ジョージと志摩ちなみ)
砂に消えた涙
(弘田三枝子)
15 ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー
(越路吹雪)
アイドルを探せ
(中尾ミエ)

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『青春歌年鑑 1965 BEST30』

1960年代

Posted by hides