園まり – 『何も云わないで』
自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960~1970年代を中心に活躍していた、園まりの楽曲を取り上げます。
園まりの楽曲について
園まり(その・まり)は1962年5月に『鍛冶屋のルンバ』でデビューした後、約60枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(園まり)を参照して下さい。
園まりの15th.シングル『何も云わないで』
園まりはデビューしてから洋楽のカバー曲をリリースし続けていましたが、歌謡曲に路線を変更した第一弾が15th.シングル『何も云わないで(1964年10月リリース)』とのことで、Wikipediaには「NHK”きょうのうた”で放送され、歌謡曲の初ヒットとなる」と記載されています。
この曲はテレビやラジオでよく流れており、筆者はまだ子供でしたが大好きな曲でした。
№ | 曲名 | |
---|---|---|
1 | 1964年10月リリース | |
A | 何も云わないで (作詞:安井かずみ 、作曲:宮川泰) |
|
B | 雨はいじわる (作詞:安井かずみ、作曲:東海林修) |
園まりの21st.シングル『逢いたくて逢いたくて』
園まりの21st.シングル『逢いたくて逢いたくて』は 1966年1月5日にリリースされて大ヒットし、同名の映画「逢いたくて逢いたくて(1966年6月1日公開)」も制作されて、この曲が主題歌に採用されました。
また、第8回日本レコード大賞(1966年)では、岩谷時子がこの曲と加山雄三の『君といつまでも』で作詩賞を受賞しました。
なお、リリース直前の第16回NHK紅白歌合戦(1965年)で、園まりがこの曲を歌唱しています。
⇒詳細は、Wikipedia(逢いたくて逢いたくて)を参照して下さい。
(※)『逢いたくて逢いたくて』は、ザ・ピーナッツの『手編みの靴下(1962年10月リリース)』に新しい歌詞をつけてリメイクした楽曲です。
№ | 曲名 | |
---|---|---|
1 | 1966年1月5日リリース | |
A | 逢いたくて逢いたくて (作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰) |
|
B | あんたなんか (作詞:安井かずみ、作曲:宮川泰) |
園まりの24th.シングル『夢は夜ひらく』
園まりの24th.シングル『夢は夜ひらく』は1966年9月5日にリリースされて大ヒットし、第17回紅白歌合戦(1966年)でも歌唱しています。
この曲は色々なアーティストとの競作になっていましたが、園まりバージョンが最もヒットしたようです。
⇒詳細は、Wikipedia(夢は夜ひらく)を参照して下さい。
(※)Wikipediaによると、東京少年鑑別所で歌われていた俗曲を曽根幸明が採譜・補作し、「藤原伸」名義でリリースした『ひとりぽっちの唄(1966年リリース)』が最初のバージョンだそうです。
その後、色々な歌詞のバージョンが発表された結果、「JASRACには20を超える作詞者による異なるバージョンが登録されている」とのことです。
№ | 曲名 | |
---|---|---|
1 | 1966年9月5日リリース | |
A | 夢は夜ひらく (作詞:中村泰士・富田清吾、採譜・補曲:中村泰士) |
|
B | 一人で踊るブルース (作詞:水木かおる 、作曲:藤原秀行) |
園まりのアルバムについて
園まりのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムを2枚ご紹介します。
園まりのベスト・アルバム『園まり ゴールデン☆ベスト』
数あるベスト・アルバムの中で、最も入手し易いと思われるベスト・アルバムは、2012年12月5日にリリースされた(※)『園まり ゴールデン☆ベスト』だと思います。
このアルバムにはシングル曲を中心に22曲が収録されています。
(※)期間限定でアンコール・プレスされたスペシャル・プライス盤が、2021年6月9日にリリースされています。
(収録曲)
№ | 曲名 |
---|---|
1 | 逢いたくて逢いたくて |
2 | あんたなんか |
3 | やさしい雨 |
4 | 何んでもないわ |
5 | 夢は夜ひらく |
6 | 一人で踊るブルース |
7 | 何も云わないで |
8 | 帰りたくないの |
9 | つれてって |
10 | 愛は惜しみなく |
11 | 愛情 |
12 | 好きなの好きなの |
13 | あなたのとりこ |
14 | 泣きぬれて |
15 | 大阪の女 |
16 | 太陽はひとりぼっち |
17 | ほゝにかゝる涙 |
18 | 涙のバースデイ・パーティー |
19 | ヴァケイション |
20 | ブルー・ライト・ヨコハマ |
21 | ウナ・セラ・ディ東京 |
22 | ベッドで煙草を吸わないで |
↓Amazonの商品ページはこちらです。
『園まり ゴールデン☆ベスト』
園まりのベスト・アルバム『まりちゃんの夢のアルバム+愛は惜しみなく』
このアルバムは2013年10月23日にリリースされたCD2枚組のアルバムで、Disc1が初期アルバム『まりちゃんの夢のアルバム』、Disc2がベスト・アルバム『愛は惜しみなく』という構成になっており、全28曲が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 花はどこへ行った | 愛は惜しみなく |
2 | ほほにかかる涙 | つれてって |
3 | 女王蜂 | 帰りたくないの |
4 | 明日に太陽を | やさしい雨 |
5 | 禁じられた恋の島 | 誓ってほしい |
6 | ブルー・カナリヤ | 散りゆく花 |
7 | 太陽はひとりぼっち | 夜があるかぎり |
8 | 銀座のキューピッ | 夢は夜ひらく |
9 | 帰らぬ初恋 | 一人で踊るブルース |
10 | ひなげしの花咲けば | 何でもないわ |
11 | 夢の散歩道 | 何も云わないで |
12 | 聞いちゃった!歌っちゃった!泣いちゃった! | 逢いたくて逢いたくて |
13 | 赤い風車 | 涙のバースデイ・パーティー <ボーナス・トラック> |
14 | ヴィーナスのたて琴 | さのさ <ボーナス・トラック> |
↓Amazonの商品ページはこちらです。
『まりちゃんの夢のアルバム+愛は惜しみなく』
『青春歌年鑑』について
『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、園まりの楽曲が収録されている商品をご紹介します。
(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。
『青春歌年鑑 1964 BEST30』
『青春歌年鑑 1964 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1964年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc1-№5に『何も云わないで』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 恋のバカンス (ザ・ピーナッツ) |
アンコ椿は恋の花 (都はるみ) |
2 | 夜明けのうた (岸洋子) |
涙を抱いた渡り鳥 (水前寺清子) |
3 | 自動車ショー歌 (小林旭) |
お座敷小唄 (松尾和子・和田弘とマヒナスターズ) |
4 | ラ・ノビア (ペギー葉山) |
恋をするなら (橋幸夫) |
5 | 何も云わないで (園まり) |
皆の衆 (村田英雄) |
6 | 君だけを (西郷輝彦) |
新妻にささげる歌 (江利チエミ) |
7 | ダニー・ボーイ (アイ・ジョージ) |
おんなの宿 (大下八郎) |
8 | ウナ・セラ・ディ東京 (ザ・ピーナッツ) |
智恵子抄 (二代目コロムビア・ローズ) |
9 | 夢みる想い(ノ・ノ・レタ) (梓みちよ) |
東京の灯よいつまでも (新川二朗) |
10 | ワン・レイニー・ナイト・イン東京 (和田弘とマヒナスターズ) |
あゝ上野駅 (井沢八郎) |
11 | 北風 (北原謙二) |
夜は恋人 (中原美紗緒) |
12 | ワシントン広場の夜は更けて (ダニー飯田とパラダイスキング) |
悲恋のワルツ (フランク永井) |
13 | マイ・ボーイ・ラリポップ (伊東ゆかり) |
東京ブルース (西田佐知子) |
14 | 素敵な新学期 (マイ・カップル) |
チェッ チェッ チェッ (橋幸夫) |
15 | 幸せなら手をたたこう (坂本九) |
愛と死を見つめて (青山和子) |
↓Amazonの商品ページはこちらです。
『青春歌年鑑 1964 BEST30』
『青春歌年鑑 1966 BEST30』
『青春歌年鑑 1966 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1966年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc2-№6に『逢いたくて 逢いたくて』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 悲しい酒 (美空ひばり) |
君といつまでも (加山雄三) |
2 | 涙の連絡船 (都はるみ) |
お嫁においで (加山雄三) |
3 | 絶唱 (舟木一夫) |
想い出の渚 (ザ・ワイルド・ワンズ) |
4 | ほんきかしら (島倉千代子) |
星のフラメンコ (西郷輝彦) |
5 | 兄弟仁義 (北島三郎) |
恋のフーガ (ザ・ピーナッツ) |
6 | 函館の女 (北島三郎) |
逢いたくて 逢いたくて (園まり) |
7 | いっぽんどっこの唄 (水前寺清子) |
霧の摩周湖 (布施明) |
8 | 柳ヶ瀬ブルース (美川憲一) |
雨の中の二人 (橋幸夫) |
9 | ラブユー東京 (黒沢明とロス・プリモス) |
こまっちゃうナ (山本リンダ) |
10 | 星影のワルツ (千昌夫) |
二人の銀座 (山内賢 & 和泉雅子) |
11 | 唐獅子牡丹 (高倉健) |
バラが咲いた (マイク真木) |
12 | 骨まで愛して (城卓矢) |
いつまでもいつまでも (ザ・サベージ) |
13 | 恍惚のブルース (青江三奈) |
夕陽が泣いている (ザ・スパイダース) |
14 | 霧氷 (橋幸夫) |
空に星があるように (荒木一郎) |
15 | 女のためいき (森進一) |
若者たち (ザ・ブロードサイド・フォー) |
↓Amazonの商品ページはこちらです。
『青春歌年鑑 1966 BEST30』
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません