園まり – 『何も云わないで』

2024-01-17

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960~1970年代を中心に活躍していた、園まりの楽曲を取り上げます。

園まりの楽曲について

園まり(その・まり)は1962年5月に『鍛冶屋のルンバ』でデビューした後、約60枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(園まり)を参照して下さい。

園まりの15th.シングル『何も云わないで』

園まりはデビューしてから洋楽のカバー曲をリリースし続けていましたが、歌謡曲に路線を変更した第一弾が15th.シングル『何も云わないで(1964年10月リリース)』とのことで、Wikipediaには「NHK”きょうのうた”で放送され、歌謡曲の初ヒットとなる」と記載されています。

この曲はテレビやラジオでよく流れており、筆者はまだ子供でしたが大好きな曲でした。

曲名
1 1964年10月リリース
A 何も云わないで
(作詞:安井かずみ 、作曲:宮川泰)
B 雨はいじわる
(作詞:安井かずみ、作曲:東海林修)

(ジャケット)

園まりの21st.シングル『逢いたくて逢いたくて』

園まりの21st.シングル『逢いたくて逢いたくて』は 1966年1月5日にリリースされて大ヒットし、同名の映画「逢いたくて逢いたくて(1966年6月1日公開)」も制作されて、この曲が主題歌に採用されました。
また、第8回日本レコード大賞(1966年)では、岩谷時子がこの曲と加山雄三の『君といつまでも』で作詩賞を受賞しました。
なお、リリース直前の第16回NHK紅白歌合戦(1965年)で、園まりがこの曲を歌唱しています。
⇒詳細は、Wikipedia(逢いたくて逢いたくて)を参照して下さい。

(※)『逢いたくて逢いたくて』は、ザ・ピーナッツの『手編みの靴下(1962年10月リリース)』に新しい歌詞をつけてリメイクした楽曲です。

曲名
1 1966年1月5日リリース
A 逢いたくて逢いたくて
(作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰)
B あんたなんか
(作詞:安井かずみ、作曲:宮川泰)

(ジャケット)

園まりの24th.シングル『夢は夜ひらく』

園まりの24th.シングル『夢は夜ひらく』は1966年9月5日にリリースされて大ヒットし、第17回紅白歌合戦(1966年)でも歌唱しています。
この曲は色々なアーティストとの競作になっていましたが、園まりバージョンが最もヒットしたようです。
⇒詳細は、Wikipedia(夢は夜ひらく)を参照して下さい。

(※)Wikipediaによると、東京少年鑑別所で歌われていた俗曲を曽根幸明が採譜・補作し、「藤原伸」名義でリリースした『ひとりぽっちの唄(1966年リリース)』が最初のバージョンだそうです。
その後、色々な歌詞のバージョンが発表された結果、「JASRACには20を超える作詞者による異なるバージョンが登録されている」とのことです。

曲名
1 1966年9月5日リリース
A 夢は夜ひらく
(作詞:中村泰士・富田清吾、採譜・補曲:中村泰士)
B 一人で踊るブルース
(作詞:水木かおる 、作曲:藤原秀行)

(ジャケット)

園まりのアルバムについて

園まりのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムを2枚ご紹介します。

園まりのベスト・アルバム『園まり ゴールデン☆ベスト』

数あるベスト・アルバムの中で、最も入手し易いと思われるベスト・アルバムは、2012年12月5日にリリースされた(※)『園まり ゴールデン☆ベスト』だと思います。

このアルバムにはシングル曲を中心に22曲が収録されています。

(※)期間限定でアンコール・プレスされたスペシャル・プライス盤が、2021年6月9日にリリースされています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 逢いたくて逢いたくて
2 あんたなんか
3 やさしい雨
4 何んでもないわ
5 夢は夜ひらく
6 一人で踊るブルース
7 何も云わないで
8 帰りたくないの
9 つれてって
10 愛は惜しみなく
11 愛情
12 好きなの好きなの
13 あなたのとりこ
14 泣きぬれて
15 大阪の女
16 太陽はひとりぼっち
17 ほゝにかゝる涙
18 涙のバースデイ・パーティー
19 ヴァケイション
20 ブルー・ライト・ヨコハマ
21 ウナ・セラ・ディ東京
22 ベッドで煙草を吸わないで

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『園まり ゴールデン☆ベスト』

園まりのベスト・アルバム『まりちゃんの夢のアルバム+愛は惜しみなく』

このアルバムは2013年10月23日にリリースされたCD2枚組のアルバムで、Disc1が初期アルバム『まりちゃんの夢のアルバム』、Disc2がベスト・アルバム『愛は惜しみなく』という構成になっており、全28曲が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 花はどこへ行った 愛は惜しみなく
2 ほほにかかる涙 つれてって
3 女王蜂 帰りたくないの
4 明日に太陽を やさしい雨
5 禁じられた恋の島 誓ってほしい
6 ブルー・カナリヤ 散りゆく花
7 太陽はひとりぼっち 夜があるかぎり
8 銀座のキューピッ 夢は夜ひらく
9 帰らぬ初恋 一人で踊るブルース
10 ひなげしの花咲けば 何でもないわ
11 夢の散歩道 何も云わないで
12 聞いちゃった!歌っちゃった!泣いちゃった! 逢いたくて逢いたくて
13 赤い風車 涙のバースデイ・パーティー
<ボーナス・トラック>
14 ヴィーナスのたて琴 さのさ
<ボーナス・トラック>

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『青春歌年鑑』について

『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、園まりの楽曲が収録されている商品をご紹介します。

(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。

『青春歌年鑑 1964 BEST30』

『青春歌年鑑 1964 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1964年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc1-№5に『何も云わないで』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 恋のバカンス
(ザ・ピーナッツ)
アンコ椿は恋の花
(都はるみ)
2 夜明けのうた
(岸洋子)
涙を抱いた渡り鳥
(水前寺清子)
3 自動車ショー歌
(小林旭)
お座敷小唄
(松尾和子・和田弘とマヒナスターズ)
4 ラ・ノビア
(ペギー葉山)
恋をするなら
(橋幸夫)
5 何も云わないで
(園まり)
皆の衆
(村田英雄)
6 君だけを
(西郷輝彦)
新妻にささげる歌
(江利チエミ)
7 ダニー・ボーイ
(アイ・ジョージ)
おんなの宿
(大下八郎)
8 ウナ・セラ・ディ東京
(ザ・ピーナッツ)
智恵子抄
(二代目コロムビア・ローズ)
9 夢みる想い(ノ・ノ・レタ)
(梓みちよ)
東京の灯よいつまでも
(新川二朗)
10 ワン・レイニー・ナイト・イン東京
(和田弘とマヒナスターズ)
あゝ上野駅
(井沢八郎)
11 北風
(北原謙二)
夜は恋人
(中原美紗緒)
12 ワシントン広場の夜は更けて
(ダニー飯田とパラダイスキング)
悲恋のワルツ
(フランク永井)
13 マイ・ボーイ・ラリポップ
(伊東ゆかり)
東京ブルース
(西田佐知子)
14 素敵な新学期
(マイ・カップル)
チェッ チェッ チェッ
(橋幸夫)
15 幸せなら手をたたこう
(坂本九)
愛と死を見つめて
(青山和子)

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『青春歌年鑑 1964 BEST30』

『青春歌年鑑 1966 BEST30』

『青春歌年鑑 1966 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1966年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№6に『逢いたくて 逢いたくて』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 悲しい酒
(美空ひばり)
君といつまでも
(加山雄三)
2 涙の連絡船
(都はるみ)
お嫁においで
(加山雄三)
3 絶唱
(舟木一夫)
想い出の渚
(ザ・ワイルド・ワンズ)
4 ほんきかしら
(島倉千代子)
星のフラメンコ
(西郷輝彦)
5 兄弟仁義
(北島三郎)
恋のフーガ
(ザ・ピーナッツ)
6 函館の女
(北島三郎)
逢いたくて 逢いたくて
(園まり)
7 いっぽんどっこの唄
(水前寺清子)
霧の摩周湖
(布施明)
8 柳ヶ瀬ブルース
(美川憲一)
雨の中の二人
(橋幸夫)
9 ラブユー東京
(黒沢明とロス・プリモス)
こまっちゃうナ
(山本リンダ)
10 星影のワルツ
(千昌夫)
二人の銀座
(山内賢 & 和泉雅子)
11 唐獅子牡丹
(高倉健)
バラが咲いた
(マイク真木)
12 骨まで愛して
(城卓矢)
いつまでもいつまでも
(ザ・サベージ)
13 恍惚のブルース
(青江三奈)
夕陽が泣いている
(ザ・スパイダース)
14 霧氷
(橋幸夫)
空に星があるように
(荒木一郎)
15 女のためいき
(森進一)
若者たち
(ザ・ブロードサイド・フォー)

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『青春歌年鑑 1966 BEST30』

1960年代

Posted by hides