デューク・エイセス – 『女ひとり』
自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960~1970年代を中心に活躍していた、デューク・エイセスの楽曲を取り上げます。
デューク・エイセスの楽曲について
デューク・エイセスは1955年~2017年に活躍したコーラス・グループで、海外のスタンダード・ナンバー、「にほんのうた」シリーズ、テレビ主題歌、CMソング等、リリースした楽曲は多岐に亘りますが、本稿では筆者の印象に残っている楽曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(デューク・エイセス)を参照して下さい。
なお、2009年から2017年の解散時まで在籍していた大須賀ひできについては、「大須賀ひでき – 『かたぐるま』」を参照して下さい。
デューク・エイセスの「にほんのうた」シリーズ
「にほんのうた」シリーズは、1965年~1970年に発表された、「作詞:永六輔・作曲:いずみたく、歌:デューク・エイセス」による都道府県別のご当地ソングで、『女ひとり(京都府)』『いい湯だな(群馬県)』『フェニックス・ハネムーン(宮崎県)』『筑波山麓合唱団(茨城県)』が特に有名ですが、筆者は『女ひとり』が一番好きでした(『いい湯だな』はザ・ドリフターズ版がヒットしましたが、デューク・エイセス版がオリジナルです)。
なお、第17回紅白歌合戦(1966年)で『君の故郷は(東京都)』、第19回紅白歌合戦(1968年)で『いい湯だな(群馬県)』、第20回紅白歌合戦(1969年)で『筑波山麓合唱団(茨城県)』、第22回紅白歌合戦(1971年)で『「にほんのうた」から』を歌唱しています。
⇒「にほんのうた」シリーズについては「Wikipedia(「にほんのうた」シリーズ)」、ザ・ドリフターズの『いい湯だな』については「ザ・ドリフターズ – 『いい湯だな』」を参照して下さい。
デューク・エイセスのシングル『おさななじみ』
『おさななじみ』は、NHK総合テレビのバラエティ番組「夢であいましょう(1961年4月8日~1966年4月2日放送)」で、1963年6月の「今月のうた」として放送された後、何回もレコード化されており、テレビやラジオでもよく放送されていたので、筆者は子供の頃によく歌っていました。
なお、『上を向いて歩こう』は坂本九バージョンがオリジナルですが、デューク・エイセスもカバーしています。
⇒坂本九の『上を向いて歩こう』については、「坂本九 – 『上を向いて歩こう』」を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1963年リリース | ||
A | おさななじみ 作詞:永六輔 作曲:中村八大 |
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B | 上を向いて歩こう 作詞:永六輔 作曲:中村八大 |
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2 | 1968年8月リリース | ||
A | おさななじみ 作詞:永六輔 作曲:中村八大 |
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B | 雪の降る町を 作詞:内村直也 作曲:中田喜直 |
||
3 | 1970年リリース | ||
A | おさななじみ 作詞:永六輔 作曲:中村八大 |
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B | 続おさななじみ 作詞:永六輔 作曲:中村八大 |
デューク・エイセスのアニメ主題歌『鉄人28号』
『鉄人28号』は、フジテレビ系アニメ「鉄人28号(1963年10月20日~1965年5月27日放送)」のOPテーマで、Wikipediaには「オリジナルは基本的に東芝レコード版であるが、ビクターレコード版、朝日ソノラマ版ともに歌手は同じだが、音源が異なる」と記載されていますが、下表には1964年1月10日にリリースされた朝日ソノラマ版の情報を記載します。
筆者個人としては、幼い頃にドキドキしながら見たアニメなので、とても思い出深い楽曲です。
⇒詳細は、Wikipedia(鉄人28号)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1964年1月10日リリース | ||
A | 鉄人28号 作詞:三木鶏郎 作曲:三木鶏郎 歌:デューク・エイセス |
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B | 進め 正太郎 作詞:伊藤アキラ 作曲:越部信義 歌:西六郷少年少女合唱団 |
デューク・エイセスのテレビ主題歌『遠くへ行きたい』
『遠くへ行きたい』は、NHK総合テレビのバラエティ番組「夢であいましょう(1961年4月8日~1966年4月2日放送)」で、1962年5月の「今月のうた」としてジェリー藤尾が歌唱してヒットした楽曲ですが、デューク・エイセスによるカバー・バージョンが日本テレビ系の旅番組「遠くへ行きたい(1970年10月4日~)」の初代主題歌として採用されました。
⇒ジェリー藤尾の『遠くへ行きたい』については、「ジェリー藤尾 – 『遠くへ行きたい』」を参照して下さい。
なお、この曲はシングル版がリリースされていないようなので、1971年にリリースされたLP『遠くへ行きたい “若者たちのうた"』の情報を記載します。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1964年1月10日リリース | ||
A1 | 遠くへ行きたい | ||
A2 | 上を向いて歩こう | ||
A3 | 若者たち | ||
A4 | 夜明けの唄 | ||
A5 | おさななじみ | ||
A6 | 涙をこえて | ||
A7 | 見上げてごらん夜の星を | ||
B1 | 希望 | ||
B2 | 愛する人に歌わせないで | ||
B3 | 今日の日はさようなら | ||
B4 | 世界は二人のために | ||
B5 | 星に祈りを | ||
B6 | 君の故郷は | ||
B7 | ともだち |
デューク・エイセスのアルバムについて
デューク・エイセスのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムを3枚ご紹介します。
デューク・エイセスのベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト デューク・エイセス』
2023年6月14日にリリースされた『ゴールデン☆ベスト デューク・エイセス』には、デューク・エイセスの代表曲が18曲収録されています。
(収録曲)
№ | 曲名 |
---|---|
1 | 女ひとり |
2 | 筑波山麓合唱団 |
3 | いい湯だな |
4 | フェニックス・ハネムーン |
5 | おさななじみ |
6 | 遠くへ行きたい |
7 | 見上げてごらん夜の星を |
8 | 歌・仲間・愛 -オープニング・バージョン- |
9 | 寿限無の嘆き |
10 | おてもやん |
11 | 恋人よ われに帰れ |
12 | ドライ・ボーンズ |
13 | In the evening by the moonlight |
14 | キャラバン |
15 | ジェリコの斗い |
16 | ダニー・ボーイ |
17 | 友よさらば |
18 | 生きるものの歌 |
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『ゴールデン☆ベスト デューク・エイセス』
↓このアルバムは、Amazon Music Unlimitedでも配信されています。
『ゴールデン☆ベスト デューク・エイセス』
デューク・エイセスのベスト・アルバム『デュークエイセス 55周年記念盤』
2010年1月20日にリリースされた『デュークエイセス 55周年記念盤』は、CD2枚組の55周年記念アルバムで、デューク・エイセスの代表曲が45曲(Disc1に22曲、Disc2に23曲)収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 歌・愛・仲間-オープニング・バージョン- | 荒城の月 |
2 | 女ひとり | 箱根八里 |
3 | 筑波山麓合唱団 | 花 |
4 | フェニックス・ハネムーン | お江戸日本橋 |
5 | いい湯だな | おてもやん |
6 | 別れた人と | 竹田の子守唄 |
7 | ここはどこだ | 五木の子守唄 |
8 | おさななじみ | そして大和 |
9 | 続・おさななじみ | 小さな町 |
10 | おさななじみ・・その後 | 北方原野から |
11 | 上を向いて歩こう | 江戸数え歌 |
12 | 遠くへ行きたい | シューティング・ヒーロー |
13 | 見上げてごらん夜の星を | 愛のコーヒー |
14 | 一番星はどんな星 | 煙と汽笛と僕の夢 |
15 | ジュゲムの嘆き | イビキの歌 |
16 | あヽテンポイント | 京都夢かざり |
17 | 愛のエンターティナー | 一人聴く雨 |
18 | 美しい親友に | 死んだ男の残したものは |
19 | ハルピン1945年 | 海太郎子守唄 |
20 | 野風増 | 虞美人草 |
21 | 星の旅人たち | シ・ラ・ミ・かくれんぼ |
22 | 吾も紅(われもこう) | ライラック通り |
23 | – | 歌・愛・仲間-エンディング・バージョン- |
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『デュークエイセス 55周年記念盤』
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『デュークエイセス 55周年記念盤』
デューク・エイセスのベスト・アルバム『プレミアム・ツイン・ベスト にほんのうた~デューク・エイセス、ふるさとを歌う』
2012年7月25日にリリースされた『プレミアム・ツイン・ベスト にほんのうた~デューク・エイセス、ふるさとを歌う』は、CD2枚に「にほんのうた」シリーズの楽曲が50曲(各Discに25曲ずつ)収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | ホッファイホー(北海道) | 僕達の道を(愛知県) |
2 | ベリョースカ<白樺>(北海道) | 涙は真珠(三重県) |
3 | ボーイズ・ビイ・アンビシャス(北海道) | 哀しい波紋(滋賀県) |
4 | 十和田の底に(青森県) | 女ひとり(京都府) |
5 | 俺とおふくろの唄(岩手県) | 銀杏並木(大阪府) |
6 | こけしの唄(宮城県) | 別れた人と(兵庫県) |
7 | 紺がすり(秋田県) | 奈良の鐘(奈良県) |
8 | 歌おう滑ろう(山形県) | 岬にきました(和歌山県) |
9 | 我等の庄助さん(福島県) | 風が消して行く(鳥取県) |
10 | 筑波山麓合唱団(茨城県) | 隠岐の鈴(島根県) |
11 | もみじ追分(栃木県) | 手づくりの故郷(岡山県) |
12 | いい湯だな(群馬県) | 伝説の町(広島県) |
13 | 終電車のブルース(埼玉県) | この橋を渡ったら(山口県) |
14 | 帰ろう港へ(千葉県) | 踊り疲れて(徳島県) |
15 | 君の故郷は(東京都) | クンビーラ大権現(香川県) |
16 | 明日の故郷(東京都) | 困るぞなモシ(愛媛県) |
17 | 港のためいき(神奈川県) | うるめいわしの歌(高知県) |
18 | 東京のせがれ(新潟県) | ぼた山(福岡県) |
19 | 黒部四代(富山県) | 初恋の人は(佐賀県) |
20 | ひとり旅(石川県) | オランダ坂をのぼろう(長崎県) |
21 | THE ZEN<座禅>(福井県) | 肥後熊本さ(熊本県) |
22 | ロッコン・ロール(山梨県) | 潮風の中で(大分県) |
23 | みすずかる(長野県) | フェニックス・ハネムーン(宮崎県) |
24 | マンボ鵜(岐阜県) | 燃えろ若者(鹿児島県) |
25 | 茶、茶、茶(静岡県) | ここはどこだ(沖縄県) |
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『プレミアム・ツイン・ベスト にほんのうた~デューク・エイセス、ふるさとを歌う』
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『プレミアム・ツイン・ベスト にほんのうた~デューク・エイセス、ふるさとを歌う』
『青春歌年鑑』について
『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、デューク・エイセスの楽曲が収録されている商品をご紹介します。
(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。
『青春歌年鑑 1963 BEST30』
『青春歌年鑑 1963 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1963年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc2-№3に『大脱走マーチ』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 美しい十代 (三田明) |
夢みる片想い (伊東ゆかり) |
2 | 高校三年生 (舟木一夫) |
想い出のダイアナ (スリー・ファンキーズ) |
3 | けんかで デイト (田辺靖雄 & 梓みちよ) |
大脱走マーチ (デューク・エイセス) |
4 | 若い季節 (ザ・ピーナッツ) |
悲しきカンガルー (ダニー飯田とパラダイス・キング) |
5 | ワン・ボーイ (スリー・グレイセス) |
キューティ・パイ (伊東ゆかり) |
6 | バイ・バイ・バーディー (中尾ミエ) |
悲しきハート (弘田三枝子) |
7 | こんにちは赤ちゃん (梓みちよ) |
太陽の下の18才 (伊藤アイコ) |
8 | 東京五輪音頭 (三波春夫) |
ヘイ・ポーラ (田辺靖雄 & 梓みちよ) |
9 | 長崎の女 (春日八郎) |
シェリー (ダニー飯田とパラダイス・キング) |
10 | 浪曲子守唄 (一節太郎) |
渚のデイト (弘田三枝子) |
11 | なみだ船 (北島三郎) |
ダニー・ボーイ (高橋元太郎) |
12 | 島のブルース (三沢あけみ & 和田弘とマヒナスターズ) |
恋の売り込み (伊東ゆかり) |
13 | 恋は神代の昔から (畠山みどり) |
エリカの花散るとき (西田佐知子) |
14 | 霧子のタンゴ (フランク永井) |
寒い朝 (吉永小百合 & 和田弘とマヒナスターズ) |
15 | 学園広場 (舟木一夫) |
見上げてごらん夜の星を (坂本九) |
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『青春歌年鑑 1963 BEST30』
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