尾藤イサオ – 『悲しき願い』

2024-01-18

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960~1970年代を中心に活躍していた、尾藤イサオの楽曲を取り上げます。

尾藤イサオの楽曲について

尾藤イサオ(びとう・いさお)は1964年2月に『匕首(あいくち)マッキー(マック・ザ・ナイフ)』でデビューした後、約30枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(尾藤イサオ)を参照して下さい。

尾藤イサオの4th.シングル『悲しき願い』

尾藤イサオの4th.シングル『悲しき願い』は1964年7月にリリースされてヒットし、東芝ヒット賞を受賞しています。
また、1978年3月には「尾藤イサオ&ドーン」名義で別バージョンがリリースされています。

なお、『悲しき願い』のオリジナルはニーナ・シモン(Nina Simone)が1964年にリリースした『Don’t Let Me Be Misunderstood(邦題は『悲しき願い』)』、『シンキング・オブ・ユー・ベイビー』のオリジナルはデイヴ・クラーク・ファイヴ(Dave Clark Five)が1964年にリリースした『Thinking of You Baby(邦題は『シンキング・オブ・ユー・ベイビー』)』です。
⇒詳細は、Wikipedia(悲しき願い)を参照して下さい。

(※)『悲しき願い』の作曲者について、英語版のWikipediaには「Horace Ottが原型を作り、Bennie BenjaminとSol Marcusが完成させた楽曲だが、クレジットにはHorace Ottのガール・フレンド(後の妻)であるGloria Caldwellの名前を入れた」というような経緯が記載されています。
⇒詳細は、Wikipedia(Don’t Let Me Be Misunderstood)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1964年7月リリース
A 悲しき願い
日本語詞:タカオ・カンベ
作曲:Bennie Benjamin,Sol Marcus,Gloria Caldwell
B シンキング・オブ・ユー・ベイビー
日本語詞:モリマサミ
作曲:Dave Clark,Mike Smith
2 1978年3月リリース(「尾藤イサオ&ドーン」名義)
A 悲しき願い
日本語詞:タカオ・カンベ
作曲:Bennie Benjamin,Sol Marcus,Gloria Caldwell
B 裸足のマリー
作詞:山川啓介
作曲:いずみたく

このシングルについては、1997年2月26日に『悲しき願い’60s to ’90s』というタイトルでCD版がリリースされています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 悲しき願い ’97(ニューver.)
2 悲しき願い ’97(リミックスver.)
3 悲しき願い ’78(尾藤イサオ&ドーンver.)
4 悲しき願い ’65(オリジナルver.)
5 悲しき願い ’97(カラオケver.)

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『悲しき願い’60s to ’90s』

↓このアルバムは、Amazon Music Unlimitedでも配信されています。
『悲しき願い’60s to ’90s』

尾藤イサオの14th.シングル『あしたのジョー』

尾藤イサオの14th.シングル『あしたのジョー』は、TVアニメ「あしたのジョー」の主題歌として1970年にリリースされてヒットし、1980年3月にはB面を差替えて再発売されています。

なお、1980年盤のB面『あしたのジョー~美しき狼たち』は、映画「あしたのジョー」の主題歌(歌:おぼたけし)をカバーしたものです。
⇒詳細は、Wikipedia(あしたのジョー)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1970年リリース
A あしたのジョー
作詞:寺山修司
作曲:八木正生
歌:尾藤イサオ
B ジョーの子守唄
作詞:高森朝雄
作曲:八木正生
歌:小池朝雄
2 1980年3月リリース(B面を差替えて再発売)
A あしたのジョー
作詞:寺山修司
作曲:八木正生
B あしたのジョー~美しき狼たち
作詞:たかたかし
作曲:鈴木邦彦

尾藤イサオの20th.シングル『赤鬼と青鬼のタンゴ』

1978年1月にリリースされた尾藤イサオの20th.シングル『赤鬼と青鬼のタンゴ』はNHK「みんなのうた」で放映された楽曲で、A面『赤鬼と青鬼のタンゴ』は1977年12月~1978年1月、B面『サラマンドラ』は1977年8月~9月が初回放送でした。
⇒詳細は、Wikipedia(赤鬼と青鬼のタンゴ)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1978年1月リリース
A 赤鬼と青鬼のタンゴ
作詞:加藤直
作曲:福田和禾子
B サラマンドラ
作詞:加藤直
作曲:高井達雄

尾藤イサオのアルバムについて

尾藤イサオのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではオリジナル・アルバムとベスト・アルバムを1枚ずつご紹介します。

尾藤イサオのオリジナル・アルバム『ワーク・ソング』

1966年12月5日にリリースされたオリジナル・アルバム『ワーク・ソング(※)』のCD版として、2008年9月26日にリリースされたアルバムです。

元のアルバムに収録されていた楽曲は12曲ですが、CD版にはボーナス・トラックが6曲追加されて全18曲となっています。

(※)尾藤イサオは「内田裕也・尾藤イサオ」名義で『ロック、サーフィン、ホット・ロッド(1964年10月リリース)』『レッツ・ゴー・モンキー(1965年12月リリース)』をリリースしていますが、ソロでリリースしたアルバムとしては『ワーク・ソング』が1st.アルバムです。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 ワーク・ソング
2 蜜の味
3 恋の苦しみ
4 グリーン・グリーン
5 ローラに好きだと云ってくれ
6 泣かずに笑って
7 孤独の町
8 ロックン・ロール・ミュージック
9 ユー・アー・マイ・サンシャイン
10 悲しき願い
11 涙のギター
12 ダイナマイト
13 泣かせるあの娘(ボーナス・トラック)
14 センチメンタル波止場(ボーナス・トラック)
15 銀の十字架(ボーナス・トラック)
16 七首マッキー(ボーナス・トラック)
17 悲しき願い(ボーナス・トラック)
18 あしたのジョー(ボーナス・トラック)

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『ワーク・ソング』

尾藤イサオのベスト・アルバム『尾藤イサオ ゴールデン☆ベスト』

尾藤イサオのベスト・アルバム『尾藤イサオ ゴールデン☆ベスト』は2013年12月4日にリリースされ、2021年6月9日には「期間限定スペシャル・プライス」盤がリリースされています。

このアルバムにはシングル曲を中心に21曲が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 悲しき願い(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
2 匕首マッキー(マック・ザ・ナイフ)
3 淋しいだけじゃない(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
4 ベビーに逢う時(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
5 ワーク・ソング(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
6 悲しきパラダイス(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
7 涙のギター(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
8 悲しきさだめ(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
9 日はまた昇る(with ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
10 センチメンタル波止場
11 ダーティ・ドッグ
12 銀の十字架
13 風のうわさ
14 片想いのひとしずく
15 悲しき願い(ドーン・ヴァージョン)
16 涙のギター(ドーン・ヴァージョン)
17 巷に雨が降るごとく
18 シー・ユー・アゲイン雰囲気
19 彼女はムービング・オン
20 あしたのジョー
21 また逢う日まで(New Recording)

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『尾藤イサオ ゴールデン☆ベスト』

『青春歌年鑑』について

『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、尾藤イサオの楽曲が収録されている商品をご紹介します。

(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。

『青春歌年鑑 1965 BEST30』

『青春歌年鑑 1965 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1965年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc1-№3に『悲しき願い』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 ラストダンスは私に
(越路吹雪)
サン・トワ・マミー
(越路吹雪)
2 ウナセラディ東京
(和田弘とマヒナスターズ)

(美空ひばり)
3 悲しき願い
(尾藤イサオ)
二人の世界
(石原裕次郎)
4 女の意地
(西田佐知子)
私を愛して
(奥村チヨ)
5 愛して愛して愛しちゃったのよ
(和田弘とマヒナスターズ)
涙くんさよなら
(和田弘とマヒナスターズ)
6 ナポリは恋人(Napoli Fortuna Mia)
(弘田三枝子)
アンジェリータ
(ダーク・ダックス)
7 ごめんネ…ジロー
(奥村チヨ)
朝日のあたる家
(ダニー飯田とパラダイス・キング)
8 赤坂の夜は更けて
(西田佐知子)
夢見るシャンソン人形
(弘田三枝子)
9 下町育ち
(笹みどり)
恋する瞳
(伊東ゆかり)
10 さよならはダンスの後に
(倍賞千恵子)
スエーデンの城
(岸洋子)
11 チキン・オブ・ザ・シー
(ジャニーズ)
夏の日の想い出
(日野てる子)
12 まつのき小唄
(二宮ゆき子)
君に涙とほほえみを
(布施明)
13 くやしいじゃないの
(森山加代子)
知りたくないの
(菅原洋一)
14 赤いグラス
(アイ・ジョージと志摩ちなみ)
砂に消えた涙
(弘田三枝子)
15 ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー
(越路吹雪)
アイドルを探せ
(中尾ミエ)

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『青春歌年鑑 1965 BEST30』

1960年代

Posted by hides