ザ・スウィング・ウエスト – 『恋のジザベル』

2024-01-21

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960年代を中心に活躍していた、ザ・スウィング・ウエストの楽曲を取り上げます。

ザ・スウィング・ウエストの楽曲について

ザ・スウィング・ウエストは、1966年7月15日に『流れ者のギター(c/w 待っててシンディー)』でデビューした後、11枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。

(※)ザ・スウィング・ウエストはロカビリーのバンドとして1957年に結成されましたが、グループ・サウンズのスタイルに変更して1966年にレコードデビューし、さらに湯原昌幸ら3人をボーカルに加えて『流れ者のギター』でシングル・デビューしています。
⇒詳細は、Wikipedia(ザ・スウィング・ウエスト)を参照して下さい。

ザ・スウィング・ウエストの2nd.シングル『恋のジザベル』

ザ・スウィング・ウエストの2nd.シングル『恋のジザベル』は、1967年9月10日にリリースされてヒットしました。

ジャケット 曲名
1 1967年9月10日リリース
A 恋のジザベル
作詞:中村泰士
作曲:中村泰士
B 君が好きなんだ
作詞:中村泰士
作曲:中村泰士

ザ・スウィング・ウエストの6th.シングル『雨のバラード』

ザ・スウィング・ウエストの6th.シングル『雨のバラード』は、1968年5月10日に『幻の乙女』のB面としてリリースされ、1970年にスウィング・ウエストが解散した後、1971年4月に湯原昌幸が2nd.シングルとしてリメイクし、「オリコン・チャートで3週連続1位を獲得し、シングル売上数は61.9万枚、累計では120万枚」となる大ヒットになりました。
⇒詳細は、Wikipedia(雨のバラード)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1968年5月10日リリース
A 幻の乙女
作詞:なかにし礼
作曲:鈴木邦彦
B 雨のバラード
作詞:こうじはるか
作曲:植田嘉靖

ザ・スウィング・ウエストの8th.シングル『悲しき天使』

ザ・スウィング・ウエストの8th.シングル『悲しき天使』は、1968年6月にリリースされました。

『悲しき天使』は「ロシア語の歌謡曲を原曲とする英語の歌曲」で、メリー・ホプキン(Mary Hopkin)が1968年8月30日に『Those Were the Days(邦題は『悲しき天使』)』というタイトルでリリースして大ヒットし、日本語でも多くのアーティストがカバーしています。
⇒詳細は、Wikipedia(悲しき天使)を参照して下さい。

なお、『ビー・マイ・ベイビー』のオリジナルは、ザ・ロネッツ(The Ronettes)が1963年8月にリリースした『Be My Baby(c/w Tedesco and Pitman)』です。
⇒詳細は、Wikipedia(Be My Baby)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1968年6月リリース
A 悲しき天使
作詞:Gene Raskin、訳詞:漣健児
作曲:Gene Raskin
B ビー・マイ・ベイビー
作詞・作曲:Phil Spector,Ellie Greenwich,
Jeff Barry

ザ・スウィング・ウエストのアルバムについて

ザ・スウィング・ウエストのアルバムはあまりリリースされていませんが、本稿ではオリジナル・アルバムを1枚ご紹介します。

ザ・スウィング・ウエストのオリジナル・アルバム『雨のバラード/ザ・スウィング・ウエスト・オン・ステージ』

2003年10月22日にリリースされた『雨のバラード/ザ・スウィング・ウエスト・オン・ステージ』は、1969年3月にリリースされた5th.アルバム(※)をCD化したアルバムで、代表的なシングル曲を含む12曲に加え、CD版では№13~№18の6曲がボーナス・トラックとして追加されています。

(※)1st.アルバム~4th.アルバムは「全てインストゥルメンタル」のため、ボーカル入りのアルバムとしては1枚目になります。
なお、Wikipediaによると、「歌と演奏は全てメンバー自身によるものだが、一部の曲は効果音として歓声を加えてライブ風に仕上げている(純粋なライブの音源ではない)」とのことです。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 雨のバラード
2 ヘイ・ジュード
3 恋のジザベル
4 ビー・マイ・ベイビー
5 ファイア
6 幻の乙女
7 涙のひとしずく
8 ストリート・ファイティング・マン
9 悲しき天使
10 君の唇を
11 誓いのフーガ
12 ストップ・ザ・ミュージック
13 雨のバラード<オリジナル・テイク>
14 幻の乙女<オリジナル・テイク>
15 涙のひとしずく<オリジナル・テイク>
16 ストップ・ザ・ミュージック<オリジナル・テイク>
17 ファイア<オリジナル・カラオケ>
18 君の唇を<オリジナル・カラオケ>

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『雨のバラード/ザ・スウィング・ウエスト・オン・ステージ』

『青春歌年鑑』について

『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、ザ・スウィング・ウエストの楽曲が収録されている商品をご紹介します。

(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。

『青春歌年鑑 1967 BEST30』

『青春歌年鑑 1967 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1967年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№13に『恋のジザベル』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 夜霧よ今夜も有難う
(石原裕次郎)
ブルー・シャトウ
(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
2 世界は二人のために
(佐良直美)
僕のマリー
(ザ・タイガース)
3 小樽のひとよ
(鶴岡雅義と東京ロマンチカ)
モナリザの微笑
(ザ・タイガース)
4 小指の想い出
(伊東ゆかり)
風が泣いている
(ザ・スパイダース)
5 恋のハレルヤ
(黛ジュン)
忘れ得ぬ君
(ザ・テンプターズ)
6 恋の落とし穴
(朱里エイコ)
君に会いたい
(ザ・ジャガーズ)
7 虹色の湖
(中村晃子)
好きさ 好きさ 好きさ
(ザ・カーナビーツ)
8 君こそわが命
(水原弘)
いとしのジザベル
(ザ・ゴールデン・カップス)
9 大阪ブルース
(奈美悦子)
バラ色の雲
(ヴィレッジ・シンガーズ)
10 レモンとメロン
(由美かおる)
真冬の帰り道
(ザ・ランチャーズ)
11 願い星叶い星
(西郷輝彦)
朝まで待てない
(モップス)
12 花と小父さん
(伊藤きよ子)
トンネル天国
(ザ・ダイナマイツ)
13 この広い野原いっぱい
(森山良子)
恋のジザベル
(ザ・スウィング・ウエスト)
14 いとしのマックス
(荒木一郎)
友達になろう
(アウト・キャスト)
15 命かれても
(森進一)
帰って来たヨッパライ
(ザ・フォーク・クルセダーズ)

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1960年代

Posted by hides