ザ・スウィング・ウエスト – 『恋のジザベル』
自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960年代を中心に活躍していた、ザ・スウィング・ウエストの楽曲を取り上げます。
ザ・スウィング・ウエストの楽曲について
ザ・スウィング・ウエストは、1966年7月15日に『流れ者のギター(c/w 待っててシンディー)』でデビューした後、11枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
(※)ザ・スウィング・ウエストはロカビリーのバンドとして1957年に結成されましたが、グループ・サウンズのスタイルに変更して1966年にレコードデビューし、さらに湯原昌幸ら3人をボーカルに加えて『流れ者のギター』でシングル・デビューしています。
⇒詳細は、Wikipedia(ザ・スウィング・ウエスト)を参照して下さい。
ザ・スウィング・ウエストの2nd.シングル『恋のジザベル』
ザ・スウィング・ウエストの2nd.シングル『恋のジザベル』は、1967年9月10日にリリースされてヒットしました。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1967年9月10日リリース | ||
A | 恋のジザベル 作詞:中村泰士 作曲:中村泰士 |
||
B | 君が好きなんだ 作詞:中村泰士 作曲:中村泰士 |
ザ・スウィング・ウエストの6th.シングル『雨のバラード』
ザ・スウィング・ウエストの6th.シングル『雨のバラード』は、1968年5月10日に『幻の乙女』のB面としてリリースされ、1970年にスウィング・ウエストが解散した後、1971年4月に湯原昌幸が2nd.シングルとしてリメイクし、「オリコン・チャートで3週連続1位を獲得し、シングル売上数は61.9万枚、累計では120万枚」となる大ヒットになりました。
⇒詳細は、Wikipedia(雨のバラード)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1968年5月10日リリース | ||
A | 幻の乙女 作詞:なかにし礼 作曲:鈴木邦彦 |
||
B | 雨のバラード 作詞:こうじはるか 作曲:植田嘉靖 |
ザ・スウィング・ウエストの8th.シングル『悲しき天使』
ザ・スウィング・ウエストの8th.シングル『悲しき天使』は、1968年6月にリリースされました。
『悲しき天使』は「ロシア語の歌謡曲を原曲とする英語の歌曲」で、メリー・ホプキン(Mary Hopkin)が1968年8月30日に『Those Were the Days(邦題は『悲しき天使』)』というタイトルでリリースして大ヒットし、日本語でも多くのアーティストがカバーしています。
⇒詳細は、Wikipedia(悲しき天使)を参照して下さい。
なお、『ビー・マイ・ベイビー』のオリジナルは、ザ・ロネッツ(The Ronettes)が1963年8月にリリースした『Be My Baby(c/w Tedesco and Pitman)』です。
⇒詳細は、Wikipedia(Be My Baby)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1968年6月リリース | ||
A | 悲しき天使 作詞:Gene Raskin、訳詞:漣健児 作曲:Gene Raskin |
||
B | ビー・マイ・ベイビー 作詞・作曲:Phil Spector,Ellie Greenwich, Jeff Barry |
ザ・スウィング・ウエストのアルバムについて
ザ・スウィング・ウエストのアルバムはあまりリリースされていませんが、本稿ではオリジナル・アルバムを1枚ご紹介します。
ザ・スウィング・ウエストのオリジナル・アルバム『雨のバラード/ザ・スウィング・ウエスト・オン・ステージ』
2003年10月22日にリリースされた『雨のバラード/ザ・スウィング・ウエスト・オン・ステージ』は、1969年3月にリリースされた5th.アルバム(※)をCD化したアルバムで、代表的なシングル曲を含む12曲に加え、CD版では№13~№18の6曲がボーナス・トラックとして追加されています。
(※)1st.アルバム~4th.アルバムは「全てインストゥルメンタル」のため、ボーカル入りのアルバムとしては1枚目になります。
なお、Wikipediaによると、「歌と演奏は全てメンバー自身によるものだが、一部の曲は効果音として歓声を加えてライブ風に仕上げている(純粋なライブの音源ではない)」とのことです。
(収録曲)
№ | 曲名 |
---|---|
1 | 雨のバラード |
2 | ヘイ・ジュード |
3 | 恋のジザベル |
4 | ビー・マイ・ベイビー |
5 | ファイア |
6 | 幻の乙女 |
7 | 涙のひとしずく |
8 | ストリート・ファイティング・マン |
9 | 悲しき天使 |
10 | 君の唇を |
11 | 誓いのフーガ |
12 | ストップ・ザ・ミュージック |
13 | 雨のバラード<オリジナル・テイク> |
14 | 幻の乙女<オリジナル・テイク> |
15 | 涙のひとしずく<オリジナル・テイク> |
16 | ストップ・ザ・ミュージック<オリジナル・テイク> |
17 | ファイア<オリジナル・カラオケ> |
18 | 君の唇を<オリジナル・カラオケ> |
↓Amazonの商品ページはこちらです。
『雨のバラード/ザ・スウィング・ウエスト・オン・ステージ』
『青春歌年鑑』について
『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、ザ・スウィング・ウエストの楽曲が収録されている商品をご紹介します。
(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。
『青春歌年鑑 1967 BEST30』
『青春歌年鑑 1967 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1967年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc2-№13に『恋のジザベル』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
---|---|---|
1 | 夜霧よ今夜も有難う (石原裕次郎) |
ブルー・シャトウ (ジャッキー吉川とブルー・コメッツ) |
2 | 世界は二人のために (佐良直美) |
僕のマリー (ザ・タイガース) |
3 | 小樽のひとよ (鶴岡雅義と東京ロマンチカ) |
モナリザの微笑 (ザ・タイガース) |
4 | 小指の想い出 (伊東ゆかり) |
風が泣いている (ザ・スパイダース) |
5 | 恋のハレルヤ (黛ジュン) |
忘れ得ぬ君 (ザ・テンプターズ) |
6 | 恋の落とし穴 (朱里エイコ) |
君に会いたい (ザ・ジャガーズ) |
7 | 虹色の湖 (中村晃子) |
好きさ 好きさ 好きさ (ザ・カーナビーツ) |
8 | 君こそわが命 (水原弘) |
いとしのジザベル (ザ・ゴールデン・カップス) |
9 | 大阪ブルース (奈美悦子) |
バラ色の雲 (ヴィレッジ・シンガーズ) |
10 | レモンとメロン (由美かおる) |
真冬の帰り道 (ザ・ランチャーズ) |
11 | 願い星叶い星 (西郷輝彦) |
朝まで待てない (モップス) |
12 | 花と小父さん (伊藤きよ子) |
トンネル天国 (ザ・ダイナマイツ) |
13 | この広い野原いっぱい (森山良子) |
恋のジザベル (ザ・スウィング・ウエスト) |
14 | いとしのマックス (荒木一郎) |
友達になろう (アウト・キャスト) |
15 | 命かれても (森進一) |
帰って来たヨッパライ (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
↓Amazonの商品ページはこちらです。
『青春歌年鑑 1967 BEST30』
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません