高石友也 – 『受験生ブルース』
自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960年代から活躍し続けている、高石友也の楽曲を取り上げます。
高石友也の楽曲について
高石友也(たかいし・ともや)は1966年12月20日に『かごの鳥ブルース(c/w 恋のノンキ節)』でデビューした後、30枚のシングルをリリースしています(※)が、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
(※)Wikipediaによると、「高石友也」名義で11枚、「高石友也とザ・ナターシャー・セブン」名義で19枚のシングルをリリースしています。
⇒詳細は、Wikipedia(高石友也)およびWikipedia(ザ・ナターシャー・セブン)を参照して下さい。
高石友也の3rd.シングル『受験生ブルース』
高石友也の3rd.シングル『受験生ブルース』は、1968年2月25日にリリースされて大ヒットしました。
B面に収録されている『受験生ブルース(ライヴ)』は、「第2回高石友也リサイタル(1968年1月12日、大阪サンケイホール)」のライブ音源です。
⇒詳細は、Wikipedia(受験生ブルース)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1968年2月25日リリース | ||
A | 受験生ブルース 作詞:中川五郎 作曲:高石友也 |
||
B | 受験生ブルース(ライヴ) 作詞:中川五郎 作曲:高石友也 |
高石友也の4th.シングル『主婦のブルース』
高石友也の4th.シングル『主婦のブルース』は、1968年11月に『北の国へ』のB面としてリリースされました。
この曲はそれ程ヒットした訳ではないと思いますが、『受験生ブルース』に引続きテレビやラジオではよく放送されていましたので、今でも口ずさめる位、記憶に残っています。
なお、曲名の『主婦』の部分に『かあちゃん』と読み仮名が振られていたりしますが、高石友也は曲名を『しゅふのぶるーす』と発音していたと思います。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1968年11月リリース | ||
A | 北の国へ 作詞:高石友也 作曲:高石友也 |
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B | 主婦のブルース 作詞:中川五郎 作曲:高石友也 |
高石友也の5th.シングル『坊や大きくならないで』
高石友也の5th.シングル『坊や大きくならないで』は、1969年3月にリリースされました。
『坊や大きくならないで』のオリジナルは、「反戦歌を中心に600以上の歌を書き、『ベトナム歌謡の父』『ベトナムのボブ・ディラン』とも呼ばれる」チン・コン・ソン(Trịnh Công Sơn)(※)の『ngủ đi con』という曲で、日本でも多くのアーティストによってカバーされています。
(※)ベトナム語は詳しくありませんが、人名の「Trịnh」は「トリン」ではなく、「チン」と読むみたいです。
⇒詳細は、Wikipedia(チン・コン・ソン)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
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1 | 1969年3月リリース | ||
A | 坊や大きくならないで 作詞・作曲:チン・コン・ソン 訳詞:浅川しげる・高石友也 |
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B | もしも平和になったなら 作詞・作曲:チン・コン・ソン 訳詞:浅川しげる・高石友也 |
高石友也の6th.シングル『死んだ男の残したものは』
高石友也の6th.シングル『死んだ男の残したものは』は、1969年9月5日にリリースされました。
『死んだ男の残したものは』という曲は、「ベトナム戦争のさなかの1965年、『ベトナムの平和を願う市民の集会』のためにつくられ、友竹正則によって披露された日本の反戦歌の1つ」とのことで、多くのアーティストによってカバーされています。
なお、B面には英語バージョンが収録されていますが、英語でのタイトルは『What the Dead Man Left Behind』です。
⇒詳細は、Wikipedia(死んだ男の残したものは)を参照して下さい。
№ | ジャケット | 曲名 | |
---|---|---|---|
1 | 1969年9月5日リリース | ||
A | 死んだ男の残したものは(その1:日本語詩) 作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹 |
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B | 死んだ男の残したものは(その2:英語詩) 作詞:George Gish,Jr. 作曲:武満徹 |
高石友也のアルバムについて
高石友也のアルバムは何枚かリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムとオリジナル・アルバムを1枚ずつご紹介します。
高石友也のベスト・アルバム『BEST SELECTION 高石友也 受験生ブルース』
1992年9月23日にリリースされ、1995年11月29日に再発売された『BEST SELECTION 高石友也 受験生ブルース』は、現時点で入手可能な唯一のベスト・アルバムで、シングル曲を中心に18曲が収録されています。
(※)Amazonの商品説明には、以下のように記載されています。
- 日本最古のフォーク・シンガーといわれる高石友也のベスト盤。
- 68年大ヒット曲「受験生のブルース」をはじめ、ブルース系の曲が盛り沢山。「主婦のブルース」まである。
- 伝説のレコード会社設立など、多くの逸話が残る貴重なミュージシャンである。 (C)RS
(収録曲)
№ | 曲名 |
---|---|
1 | 想い出の赤いヤッケ |
2 | 受験生ブルース |
3 | 俺らの空は鉄板だ |
4 | かごの鳥ブルース |
5 | 一人の手 |
6 | 学校で何を習ったの |
7 | 死んだ男の残したものは |
8 | チューインガム一つ |
9 | 友よ |
10 | 主婦のブルース |
11 | 時代は変る |
12 | 坊や大きくならないで |
13 | 血まみれの鳩 |
14 | 明日なき世界 |
15 | ランブリン・ボーイ |
16 | おいで僕のベッドに |
17 | 青年は荒野をめざす |
18 | もしも平和になったなら |
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『BEST SELECTION 高石友也 受験生ブルース』
高石友也のオリジナル・アルバム『想い出の赤いヤッケ 高石友也 フォーク・アルバム 第1集(+4)』
2006年1月21日にリリースされた『想い出の赤いヤッケ 高石友也 フォーク・アルバム 第1集(+4)』は、1967年9月にリリースされた1st.アルバムをCD化したアルバムで、1st.シングルと2nd.シングルを含む13曲に加え、CD版では№14~№17の4曲がボーナス・トラックとして追加されています。
(収録曲)
№ | 曲名 |
---|---|
1 | 想い出の赤いヤッケ |
2 | 明日は知れない |
3 | 白い傘 |
4 | 生きのこり |
5 | 俺らの空は鉄板だ |
6 | かごの鳥ブルース |
7 | 一人の手 |
8 | 冷たい雨 |
9 | 小さな箱 |
10 | 死んだ女の子 |
11 | 学校で何を習ったの |
12 | 死んだ男の残したものは |
13 | チューインガム一つ |
14 | かごの鳥ブルース(シングル・バージョン) |
15 | 恋のノンキ節 |
16 | 想い出の赤いヤッケ(シングル・バージョン) |
17 | 白い傘(シングル・バージョン) |
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『想い出の赤いヤッケ 高石友也 フォーク・アルバム 第1集(+4)』
↓このアルバムは、Amazon Music Unlimitedでも配信されています。
『想い出の赤いヤッケ 高石友也 フォーク・アルバム 第1集(+4)』
『青春歌年鑑』について
『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、高石友也の楽曲が収録されている商品をご紹介します。
(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。
『青春歌年鑑 1968 BEST30』
『青春歌年鑑 1968 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1968年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。
Disc2-№13に『受験生ブルース』が収録されています。
(収録曲)
№ | Disc1 | Disc2 |
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1 | 恋の季節 (ピンキーとキラーズ) |
ブルー・ライト・ヨコハマ (いしだあゆみ) |
2 | 天使の誘惑 (黛ジュン) |
恋のしずく (伊東ゆかり) |
3 | 好きになった人 (都はるみ) |
夕月 (黛ジュン) |
4 | 新宿そだち (大木英夫 & 津山洋子) |
愛のさざなみ (島倉千代子) |
5 | 愛の園 (布施明) |
霧にむせぶ夜 (黒木憲) |
6 | 小さなスナック (パープル・シャドウズ) |
三百六十五歩のマーチ (水前寺清子) |
7 | 花の首飾り (ザ・タイガース) |
小さな日記 (フォー・セインツ) |
8 | 亜麻色の髪の乙女 (ヴィレッジ・シンガーズ) |
悲しくてやりきれない (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
9 | 長い髪の少女 (ザ・ゴールデン・カップス) |
青年は荒野をめざす (ザ・フォーク・クルセダーズ) |
10 | エメラルドの伝説 (ザ・テンプターズ) |
あなたのブルース (矢吹健) |
11 | 年上の女 (森進一) |
知りすぎたのね (ロス・インディオス) |
12 | 伊勢佐木町ブルース (青江三奈) |
釧路の夜 (美川憲一) |
13 | 今は幸せかい (佐川満男) |
受験生ブルース (高石友也) |
14 | グッド・ナイト・ベイビー (ザ・キングトーンズ) |
ミス・ケミッコ(ケメコの歌) (ザ・ダーツ) |
15 | ゆうべの秘密 (小川知子) |
愛の奇跡 (ヒデとロザンナ) |
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『青春歌年鑑 1968 BEST30』
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