青山和子 – 『愛と死をみつめて』

2024-01-16

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960年代を中心に活躍していた、青山和子の楽曲を取り上げます。

青山和子の楽曲について

青山和子(あおやま・かずこ)は1960年に『さみしい花(本名の「榊原貴代子」名義でリリース)』でデビューした後、約70枚のシングルをリリースしていますが、本稿では代表的なシングル曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(青山和子)を参照して下さい。
⇒なお、ディスコグラフィについては、日本コロムビアオフィシャルサイトの方が詳しいです。

青山和子のシングル『青い山脈』

映画「青い山脈」の主題歌と挿入歌をカップリングしたシングル『青い山脈(c/w 恋のアマリリス)』は1962年12月リリースで、映画のヒットに伴ってこのシングルもヒットしたようです。

(※)石坂洋次郎の小説「青い山脈」は何度も映画化されていますが、青山和子バージョンは吉永小百合が主演した1963年版(1963年1月3日公開)の主題歌と挿入歌です。
「青い山脈」が初めて映画化された1949年版では、『青い山脈』を藤山一郎・奈良光枝、『恋のアマリリス』を二葉あき子が歌唱していました。
なお、1966年4月にテレビ・ドラマ化された際には、『青い山脈』を梶光夫、『恋のアマリリス』を青山和子が歌唱しています。
⇒詳細は、Wikipedia(青い山脈)を参照して下さい。

曲名
1 1962年12月リリース
A 青い山脈
(作詞:西條八十、作曲:服部良一、歌:青山和子・神戸一郎)
B 恋のアマリリス
(作詞:西條八十、作曲:服部良一、歌:青山和子)

青山和子のシングル『愛と死をみつめて』

実話を基にした書籍「愛と死をみつめて」「若きいのちの日記」を題材にしたシングル『愛と死をみつめて(c/w 若きいのちの日記)』は1964年7月リリースですが、書籍のヒットに伴ってこのシングルも大ヒットし、第6回日本レコード大賞(1964年)の大賞を受賞すると共に、第15回紅白歌合戦(1964年)でもこの曲を歌唱しました。
⇒詳細は、Wikipedia(愛と死をみつめて)およびWikipedia(若きいのちの日記)を参照して下さい。

(※)「愛と死をみつめて」は吉永小百合主演で映画化されました(1964年9月19日公開)が、主題歌に採用されたのは吉永小百合の『愛と死のテーマ』でした。
⇒吉永小百合については、吉永小百合 – 『いつでも夢を』を参照して下さい。

曲名
1 1964年7月リリース
A 愛と死をみつめて
(作詞:大矢弘子、作曲:土田啓四郎)
B 若きいのちの日記
(作詞:大田範子、作曲:土田啓四郎)

青山和子のアルバムについて

青山和子のアルバムはあまりリリースされていませんが、本稿ではベスト・アルバムを1枚ご紹介します。

青山和子のベスト・アルバム『スター☆デラックス 青山和子』

2013年8月21日リリースにリリースされた『スター☆デラックス 青山和子』には20曲が収録されており、初期のヒット曲を中心に代表曲が網羅されています。

Amazonの内容紹介欄には「スター☆デラックス・シリーズ! ! まとまった形のCDは初である、歌謡コンクール優勝でデビューした青山和子の初期作品を中心としたベスト! !」と記載されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 愛と死をみつめて
2 若きいのちの日記
3 妻の日の愛のかたみに
4 君の名は
5 南から南から
6 恋のアマリリス
7 青い山脈(神戸一郎とのデュエット曲)
8 旅の夜風(神戸一郎とのデュエット曲)
9 織姫音頭(舟木一夫とのデュエット曲)
10 姫路ブルース
11 函館ブルース
12 九人の乙女
13 憧れのスチュワーデス
14 あこがれ日記
15 さみしい花
16 うず潮
17 浮雲
18 浮舟
19 夢を下さい
20 ひいふうみいよう(新曲)

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『スター☆デラックス 青山和子』

『青春歌年鑑』について

『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、青山和子の楽曲が収録されている商品をご紹介します。

(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。

『青春歌年鑑 1964 BEST30』

『青春歌年鑑 1964 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1964年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№15に『愛と死を見つめて』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 恋のバカンス
(ザ・ピーナッツ)
アンコ椿は恋の花
(都はるみ)
2 夜明けのうた
(岸洋子)
涙を抱いた渡り鳥
(水前寺清子)
3 自動車ショー歌
(小林旭)
お座敷小唄
(松尾和子・和田弘とマヒナスターズ)
4 ラ・ノビア
(ペギー葉山)
恋をするなら
(橋幸夫)
5 何も云わないで
(園まり)
皆の衆
(村田英雄)
6 君だけを
(西郷輝彦)
新妻にささげる歌
(江利チエミ)
7 ダニー・ボーイ
(アイ・ジョージ)
おんなの宿
(大下八郎)
8 ウナ・セラ・ディ東京
(ザ・ピーナッツ)
智恵子抄
(二代目コロムビア・ローズ)
9 夢みる想い(ノ・ノ・レタ)
(梓みちよ)
東京の灯よいつまでも
(新川二朗)
10 ワン・レイニー・ナイト・イン東京
(和田弘とマヒナスターズ)
あゝ上野駅
(井沢八郎)
11 北風
(北原謙二)
夜は恋人
(中原美紗緒)
12 ワシントン広場の夜は更けて
(ダニー飯田とパラダイスキング)
悲恋のワルツ
(フランク永井)
13 マイ・ボーイ・ラリポップ
(伊東ゆかり)
東京ブルース
(西田佐知子)
14 素敵な新学期
(マイ・カップル)
チェッ チェッ チェッ
(橋幸夫)
15 幸せなら手をたたこう
(坂本九)
愛と死を見つめて
(青山和子)

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1960年代

Posted by hides