ブレッド&バター – 『マリエ』

2024-01-08

筆者が「お気に入り」フォルダに入れている曲の中で、最も古い曲がブレッド&バターの『マリエ』でした。

と言っても、どういうことかが伝わらないと思いますので、少し補足説明します。
筆者はデジタル・オーディオ・プレーヤーに好きな曲を入れて聴いている訳ですが、格納先フォルダの1つに「お気に入り」フォルダという特殊なフォルダがあり、格納するファイルをビットレート:64kbpsのWMAファイル(※)に統一し、フォルダの容量を700MB以内に抑えています。

(※)ビットレートを64kbpsまで下げると音質はかなり劣化しますが、WMAファイルであればギリギリ聴くに堪えるレベルなので、容量削減のために統一した基準を設けました。

このようにすると「お気に入り」フォルダには333曲前後の曲を収録でき、700MB未満なのでCDにも焼けて非常に便利です(このフォルダ(またはCD)をランダム再生しておくと、1日中聴いていても飽きません)。
ですが、気に入った曲を追加したくなった時には既存の曲を削除して置換える必要があり、好きな曲の順位を見直して上位333曲を選定し直すことになって大変な手間が掛るので、2006年にアップデートするのを中止しました。

前置きが大変長くなってしまいましたが、この「お気に入り」フォルダに格納されている333ファイルを一覧にして、リリース年の昇順に並べ替えてみたところ、最も古い曲がブレッド&バターの『マリエ』だった、というのが冒頭の一文です。
⇒音楽ファイルの一覧を表示するExcelツールについては、Excel VBAでオブジェクト指向プログラミング(GetDetailsOf編)を参照して下さい。

ブレッド&バターの2nd.シングル『マリエ』

ブレッド&バターの『マリエ』は1970年4月にリリースされた2nd.シングルで、作詞・作曲はブレッド&バターの2人(岩沢幸矢、岩沢二弓)です。

1970年と言うと、大阪万博、よど号ハイジャック事件、ビートルズ解散等、色々なできごとがあった年ですが、TBSテレビの「ヤング720(セブン・ツー・オー)」の中で、何回か『マリエ』が放送されました。
当時、小学生だった筆者は初めて聴いた時にものすごく強い衝撃を受け、2回目に放送された時に必死で歌詞をメモして、しばらくの間は繰返し歌っていた記憶があります(若い女性が登場するMVのようなものだったと思いますが、記憶違いかも知れません)。
50年以上経った今でも「いい曲だなぁ」と思えるというのは、とても素晴らしいことだと思います。

『マリエ』を収録したアルバムは色々ありますが、1980年6月21日にリリースされた5th.アルバム『MONDAY MORNING(マンデイ・モーニング)』を紹介しておきます(『マリエ』が初めて収録されたアルバムです)。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
01 HOLD ON
02 MONDAY MORNING
03 クルージング・オン
04 マティーニを飲みながら
05 THANKS MY LADY(ひとときの水彩画)
06 JAPANESE WOMAN
07 マリエ
08 PARADOXICAL LOVE
09 惑星 1999
10 LET US LOVE

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井上陽水の『つめたい部屋の世界地図』、かぐや姫の『おもかげ色の空』について

「お気に入り」フォルダのファイルをリリース順に並べた結果、古い方から10ファイルを挙げると下表のようになっていました。
この中で№2と№5~№10については他の記事に書きましたので、ここでは№3(井上陽水の『つめたい部屋の世界地図』)と№4(かぐや姫の『おもかげ色の空』)について書いておきます。

⇒№2についてはハイ・ファイ・セット(Hi-Fi Set) – 『卒業写真』、№5~№7・№9~№10については荒井由実 – 『雨の街を』、№8については高木麻早 – 『FOR TOMORROW』を参照して下さい。

リリース年 アーティスト タイトル
01 1970 ブレッド&バター マリエ
02 1971 赤い鳥 言葉にならない言葉
03 1972 井上陽水 つめたい部屋の世界地図
04 1972 かぐや姫 おもかげ色の空
05 1973 荒井由実 ひこうき雲
06 1973 荒井由実 ベルベット・イースター
07 1973 荒井由実 雨の街を
08 1973 高木麻早 ひとりぼっちの部屋
09 1974 荒井由実 やさしさに包まれたなら
10 1974 荒井由実 海を見ていた午後

井上陽水 – 『つめたい部屋の世界地図』

井上陽水(当初は「アンドレ・カンドレ」という芸名でした)は、1969年に1st.シングル『カンドレ・マンドレ』でデビューしました。
筆者はTBSテレビの「ヤング720」で「アンドレ・カンドレ」が『カンドレ・マンドレ』を歌っているのを見ましたが、何だか無茶苦茶な感じがして、よくわからなかったのを覚えています。

1972年に「井上陽水」として『人生が二度あれば(1972年3月1日リリース)』で再デビュー後、1st.アルバム『断絶(1972年5月1日リリース)』、2nd.シングル『傘がない(1972年5月1日リリース)』、2nd.アルバム『陽水II センチメンタル(1972年12月10日リリース)』、3rd.シングル『夢の中へ(1973年3月1日リリース)』、4th.シングル『心もよう(1973年9月21日リリース)』を経て、3rd.アルバム『氷の世界(1973年12月1日リリース)』で日本初のミリオンセラーを達成しました(もちろんオリコン・チャートでも1位でした)。

『つめたい部屋の世界地図』は2nd.アルバム『陽水II センチメンタル』の1曲目に収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
01 つめたい部屋の世界地図
02 あどけない君のしぐさ
03 東へ西へ
04 かんかん照り
05 白いカーネーション
06 夜のバス
07 神無月にかこまれて
08 夏まつり
09 紙飛行機
10 たいくつ
11 能古島の片想い
12 帰郷((危篤電報を受け取って)

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『陽水II センチメンタル』

かぐや姫 – 『おもかげ色の空』

かぐや姫が1970年に『酔いどれかぐや姫』でデビューした時はコミック・バンドかと思いましたが、メンバーを入替えて『青春(1971年9月25日リリース)』で再デビュー後、2nd.シングル『田中君じゃないか(1972年2月25日リリース)』、1st.アルバム『はじめまして-かぐや姫フォークセッション-(1972年4月20日リリース)』、3rd.シングル『僕は何をやってもだめな男です(1972年6月20日リリース)』、4th.シングル『僕の胸でおやすみ(1973年7月1日リリース)』を経て、2nd.アルバム『かぐや姫さあど(1973年7月20日リリース)』と5th.シングル『神田川(1973年9月20日リリース)』でオリコン・チャート1位になりました。

『おもかげ色の空』は作詞:伊勢正三、作曲:南こうせつですが、ほのぼのとした懐かしい曲調が大好きでした。
最初にレコード化されたのはライブ・アルバム『かぐや姫おんすてーじ-こうせつ・パンダ・正やん-(1972年12月20日リリース)』ですが、筆者はこのライブ・バージョンをエア・チェックして、そのカセット・テープを繰返し聴いていたのを思い出します。

この曲は解散記念の2枚組ベスト・アルバム『かぐや姫フォーエバー(1975年3月5日リリース)』にも収録されていますが、ここでは2001年1月1日にリリースされたベスト・アルバム『Best Dreamin’』を紹介しておきます。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
01 神田川 22才の別れ
02 雪が降る日に
03 置手紙 赤い花束
04 おはようおやすみ日曜日 うちのお父さん
05 けれど生きている 星降る夜
06 青春 眼をとじて
07 アビーロードの街 幸福のメニュー
08 加茂の流れに この秋に
09 大きな片想い きらいなはずだった冬に
10 君がよければ あの日のこと
11 好きだった人 雨に消えたほゝえみ
12 遥かなる想い 赤ちょうちん
13 突然さよなら 僕は何をやってもだめな男です
14 夏この頃 センセーショナルバンド
15 そんな人ちがい ペテン師
16 黄色い船 こもれ陽
17 湘南 夏 ひとりきり
18 僕の胸でおやすみ なごり雪
19 あの人の手紙 マキシーのために
20 おもかげ色の空 おまえが大きくなった時

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『Best Dreamin’』

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『Best Dreamin’』

1970年代

Posted by hides