中島みゆき – 『ホームにて』

2024-01-07

「4つの年代にわたってシングルチャート1位を獲得した唯一のソロ・アーティスト」等、数々のチャート記録を持つ「中島みゆき」。派手さはないけど、「やっぱり、中島みゆきはすごいなぁ」と思ったことが何度もあります。
本稿では個人的に思い入れの強い中島みゆきのアルバムを3枚ご紹介します。

中島みゆきの3rd.アルバム『あ・り・が・と・う』

『アザミ嬢のララバイ(1975年9月25日リリース)』でデビュー後、2nd.シングルの『時代(1975年12月21日リリース)』が世界歌謡祭でグランプリを受賞し、世間の注目を集めました。
筆者は「コッキー・ポップ」や「ポプコン(ヤマハ・ポピュラー・ソング・コンテスト)」が好きだったので、中島みゆきの曲はデビュー前からよく聴いており、1st.アルバム『私の声が聞こえますか(1976年4月25日リリース)』や2nd.アルバム『みんな去ってしまった(1976年10月25日リリース)』も聴いてはいたものの、あまり好きではありませんでした。

ところが3rd.アルバム『あ・り・が・と・う(1977年6月25日リリース)』に収録された『ホームにて』を聴いて、中島みゆきが大好きになりました。
この曲は大ヒットした『わかれうた(1977年9月10日リリース)』のB面にも収録されているので、ご存じの方も多いとは思いますが、今でも中島みゆき作品の中で最も好きな曲です。
なお、筆者はアルバム全体を相当の回数聴いたので、どの曲も強く印象に残っていて、ふとした時に「店の名はライフ~」等と口ずさんでいたります。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
01 遍路
02 店の名はライフ
03 まつりばやし
04 女なんてものに
05 朝焼け
06 ホームにて
07 勝手にしやがれ
08 サーチライト
09 時は流れて

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『あ・り・が・と・う』

中島みゆきの4th.アルバム『愛していると云ってくれ』

4th.アルバム『愛していると云ってくれ』は1978年4月10日にリリースされましたが、『わかれうた』が収録されたこともあって、このアルバムも大ヒットしました。

このアルバムについては「特定の曲がすごく好き」という訳ではなく、中島みゆきの語りで始まる『「元気ですか」』から『怜子』『わかれうた』~と続いて行く全体の流れが好きで、筆者にとっては数少ない「通しで聴きたいアルバム」でした。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
01 「元気ですか」
02 怜子
03 わかれうた
04 海鳴り
05 化粧
06 ミルク32
07 あほう鳥
08 おまえの家
09 世情

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『愛していると云ってくれ』

中島みゆきの5th.アルバム『親愛なる者へ』

5th.アルバム『親愛なる者へ』は1979年3月21日にリリースされ、オリコン・チャートで初めて第1位を記録したアルバムです。
ちょうど1979年4月から「中島みゆきのオールナイト・ニッポン」が始まったので、毎週欠かさず聞いていましたが、歌っている時とは真逆の明るい話し方が新鮮で、「本当に同じ人間なのかなぁ」といつも不思議に思っていました。

なお、筆者は都内のアパートで1人暮しをしており、深夜の吉野家で牛丼を食べることも珍しくなかったので、『狼になりたい』の歌詞にはとてもリアリティを感じていました。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
01 裸足で走れ
02 タクシードライバー
03 泥海の中から
04 信じ難いもの
05 根雪(ねゆき)
06 片想
07 ダイヤル117
08 小石のように
09 狼になりたい
10 断崖 -親愛なる者へ-

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『親愛なる者へ』

中島みゆき作品のカバー曲

この調子で中島みゆきのアルバムを挙げて行くとキリがないので、筆者が特に好きな中島みゆき作品のカバー曲を2曲だけ挙げておきます。

Bank Band – 『糸』

『糸』は中島みゆきの20th.アルバム『EAST ASIA(1992年10月7日リリース)』に収録されている曲で、1998年にドラマの主題歌に起用されてシングル・カットされました。
当時はあまり話題になりませんでしたが、2004年10月20日にリリースされたBank Bandの1st.カバー・アルバム『沿志奏逢(そうしそうあい)』に収録されて、一気に有名になりました。

オリジナル曲は中島みゆきが軽い感じでサラッと歌っていたせいか、曲の印象が薄くてすっかり忘れていましたが、Bank Bandバージョンは櫻井和寿の切ない歌い方が強く印象に残りました。
「スペース・シャワーTV」でBank Band版『糸』のMVを何回か見ましたが、毎回泣きそうになったのを覚えています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
01 僕たちの将来
02 カルアミルク
03 トーキョー シティーヒエラルキー
04 突然の贈りもの
05 限りない欲望
06 マイホームタウン
07
08 HERO
09 幸福のカノン
10 優しい歌
11 歓喜(よろこび)の歌

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『沿志奏逢(そうしそうあい)』

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『沿志奏逢(そうしそうあい)』

島津亜矢 – 『誕生』

『誕生』は1992年に27th.シングルとして発売され、20th.アルバム『EAST ASIA(1992年10月7日リリース)』にも収録されています。
個人的にはこの曲も印象が薄くて、全く記憶になかったんですが、「ミュージック・フェア」で島津亜矢が歌っているのを聴いて、ものすごく好きになりました。

筆者は演歌を全く聴かないので、島津亜矢という人を知らなかったんですが、『SINGER5』というカバー・アルバムに収録されていることを知り、思わずCDを購入してしまいました。
このアルバムは色々なタイプの曲が幅広く選曲されていて飽きませんし、島津亜矢が圧倒的な歌唱力で見事に歌いこなしていて、アルバムとしての完成度が高いと感じました。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
01 THROUGH THE FIRE
02 DESIRE-情熱-
03 ごめんね…
04 リバーサイドホテル
05 メロディー
06 STAND BY ME
07 22才の別れ
08 Forever Love
09 LULLABY OF BIRDLAND
10 やさしいキスをして
11 大空と大地の中で
12 ルージュの伝言
13 木蘭の涙
14
15 First Love
16 誕生

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『SINGER5』

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『SINGER5』

1970年代

Posted by hides