ダーク・ダックス – 『銀色の道』

2024-02-20

自宅の書庫に仕舞い込んである音源(レコード、CD、カセット等)を棚卸ししながら、思い出に残っている楽曲を振返りたいと思います。
今回は1960~1970年代を中心に活躍していた、ダーク・ダックスの楽曲を取り上げます。

ダーク・ダックスの楽曲について

ダーク・ダックスは1951年~2016年に活躍していたコーラス・グループで、世界の民謡、童謡・唱歌、CMソング等、リリースした楽曲は多岐に亘りますが、本稿では筆者の印象に残っている楽曲に絞って記載します。
⇒詳細は、Wikipedia(ダーク・ダックス)を参照して下さい。

ダーク・ダックスの唱歌『雪山讃歌』

『雪山讃歌』は筆者が子供の頃から誰でも知っている楽曲(←Wikipediaには「日本の唱歌」と記載されています)ですが、Wikipediaの記載によると「ダーク・ダックスが志賀高原を訪れた際に、地元で歌われていたこの歌を発掘し、テイチク・レコードから1958年7月にリリースされたEP『ピクニック・ソング』に収録後、1959年6月にシングル・カットされた楽曲」とのことで、第10回紅白歌合戦(1959年)でも歌唱しています。
また、Wikipediaには「後にキング・レコードからもシングルとして発売しており、キング盤の1968年時点での累計売上は30万枚」とも記載されています。
⇒詳細は、Wikipedia(雪山讃歌)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1958年7月リリース
A1 キャムプと御飯
A2 静かな湖畔の
A3 祭の日
B1 オー・ブレネリー
B2 クイカイ・マニマニ
B3 雪山讃歌
2 1959年6月リリース
A 雪山讃歌
日本語詞:西堀榮三郎
作曲:アメリカのフォーク・ソング
B オー・ブレネリー
日本語詞:松田稔
作曲:スイス民謡
3 1960年(?)リリース
A 雪山讃歌
日本語詞:西堀榮三郎
作曲:アメリカのフォーク・ソング
B さらば恋人よ
日本語詞:飯塚広
作曲:イタリア・パルチザンの歌

ダーク・ダックスの童謡『クラリネットをこわしちゃった』

『クラリネットをこわしちゃった』は筆者が子供の頃から有名な童謡ですが、Wikipediaの記載を要約すると、「石井好子がフランスから帰国後に日本語詞を書き下ろした楽曲で、ダーク・ダックス版は2枚組EP『石井好子とダーク・ダックスによる「フランス子供の歌」(1959年11月リリース)』に収録された後、1963年2月~3月にNHK「みんなのうた」で(『を』を削った)『クラリネットこわしちゃった』というタイトルで放送されて有名になった」という経緯のようです。

この曲はNHK「みんなのうた(1961年4月3日放送開始)」で2回放送されており、1回目(1963年2月~3月)・2回目(1972年12月~1973年1月)とも久里洋二のアニメになっています。
⇒詳細は、Wikipedia(クラリネットをこわしちゃった)およびみんなのうた(クラリネットこわしちゃった(1963年版))みんなのうた(クラリネットこわしちゃった(1972年版))を参照して下さい。

なお、Wikipedia(ダーク・ダックス)にはダーク・ダックスが「みんなのうた」で歌唱した楽曲の一覧が掲載されており、「出演は全25回で、男性コーラスグループとしてはボニージャックスの全44回に次ぐ」と記載されています。

ジャケット 曲名
1 1959年11月リリース
A1 アヴィニヨンの橋で
A2 粉ひきのお寝坊さん
A3 クラリネットをこわしちゃった
B1 ロレーヌの田舎娘
B2 小さい船乗り
C1 木から落っこった
C2 あやつり人形~子守唄
C3 ミッシエルおばさん
D1 メリーとジャック
D2 マルゴトン

ダーク・ダックスのシングル『銀色の道』

ダーク・ダックスのシングル『銀色の道』は1966年10月10日にリリースされ、第17回紅白歌合戦(1966年)でも歌唱しました。

『銀色の道』はNHK「夢をあなたに」から誕生した楽曲で、ザ・ピーナッツとの競作になりましたが、Wikipediaには「最初にダーク・ダックスがテレビ番組で発表したが、レコードはザ・ピーナッツが先行して発売した」と記載されています。
⇒詳細は、Wikipedia(銀色の道)および「ザ・ピーナッツ – 『銀色の道』」を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1966年10月10日リリース
A 銀色の道
作詞:塚田茂
作曲:宮川泰
B 誓いのウェディング・リング
作詞:塚田茂
作曲:宮川泰

ダーク・ダックスのシングル『花のメルヘン』

『花のメルヘン』は「1969年にRCAレコードからデビューしたアイドル歌手・北野ルミのデビュー曲『初めての恋』のB面に収録されていた曲をダーク・ダックスがカバーしたもの」で、編曲者の服部克久は第13回日本レコード大賞(1970年)で編曲賞を受賞しました。
⇒詳細は、Wikipedia(花のメルヘン)を参照して下さい。

ジャケット 曲名
1 1970年11月10日リリース
A 花のメルヘン
作詞:敏トシ
作曲:敏トシ
B うす紫のたそがれ
作詞:中村五郎
作曲:小林亜星

ダーク・ダックスのアルバムについて

ダーク・ダックスのアルバムはたくさんリリースされていますが、本稿ではベスト・アルバムを3枚ご紹介します。

ダーク・ダックスのベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト ダーク・ダックス』

2023年6月14日にリリースされた『ゴールデン☆ベスト ダーク・ダックス』には、ダーク・ダックスの代表曲が22曲収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 銀色の道
2 花のメルヘン
3 雪山讃歌
4 山のロザリア
5 山男の歌
6 雪の降る街を
7 夏の思い出
8 四季の歌
9 ちいさい秋みつけた
10 ともしび
11 トロイカ
12 カチューシャ
13 すずらん
14 あざみの歌
15 宵待草
16 惜別の唄
17 北上夜曲
18 荒城の月
19 青葉城恋唄
20 遠くへ行きたい
21 赤とんぼ
22 故郷

↓Amazonの商品ページはこちらです。
『ゴールデン☆ベスト ダーク・ダックス』

↓このアルバムは、Amazon Music Unlimitedでも配信されています。
『ゴールデン☆ベスト ダーク・ダックス』

ダーク・ダックスのベスト・アルバム『決定版 ダークダックス』

2023年12月6日にリリースされた『決定版 ダークダックス』には、ダーク・ダックスの代表曲が20曲収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 銀色の道
2 山男の歌
3 雪山讃歌
4 いつかある日
5 エーデルワイス
6 山のロザリア
7 山賊の歌
8 アルプス一万尺
9 シャロームの歌
10 トムピリビ
11 花のメルヘン
12 あんな娘がいいな
13 あざみの歌
14 どこまでも行こう
15 早春賦
16 遠くへ行きたい
17 アンジェリータ
18 すずらん
19 カチューシャ
20 神田川

↓Amazonの商品ページはこちらです。
『決定版 ダークダックス』

ダーク・ダックスのベスト・アルバム『究極盤 ダーク・ダックス~スーパーベスト~』

2018年6月6日にリリースされた『究極盤 ダーク・ダックス~スーパーベスト~』は、CD3枚にダーク・ダックスの代表曲が46曲(Disc1に14曲、Disc2・Disc3に16曲ずつ)収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2 Disc3
1 あんな娘がいいな 雪山讃歌 早春賦
2 花のメルヘン 山男の歌
3 星の子守唄 いつかある日 朧月夜
4 泣きそうな春 エーデルワイス 我は海の子
5 星に祈りを 娘さん(森へ行きましょう)
6 どこまでも行こう アルプス一万尺 浜辺の歌
7 あざみの歌 おお牧場はみどり 村祭
8 北上夜曲 森の熊さん ちいさい秋みつけた
9 さくら貝の歌 山賊の歌 紅葉
10 遠くへ行きたい カチューシャ 故郷
11 白い想い出 ともしび かあさんの歌
12 雪の降る街を カリンカ 冬景色
13 すばらしい明日 一週間 ペチカ
14 銀色の道 トロイカ 荒城の月
15 すずらん 箱根八里
16 アンジェリータ 鉄道唱歌<東海道編>(1~5番)

↓Amazonの商品ページはこちらです。
『究極盤 ダーク・ダックス~スーパーベスト~』

『青春歌年鑑』について

『青春歌年鑑(※)』のCDの中から、ダーク・ダックスの楽曲が収録されている商品をご紹介します。

(※)『青春歌年鑑』は、日本のレコード会社12社が共同企画し、日本のヒット曲や話題曲をレーベルの枠を超えて年代毎に集めたCDアルバムのシリーズです。

『青春歌年鑑 1962 BEST30』

『青春歌年鑑 1962 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1962年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc1-№9に『山男の歌』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 ルイジアナ・ママ
(飯田久彦)
コーヒー・ルンバ
(西田佐知子)
2 ふりむかないで
(ザ・ピーナッツ)
琵琶湖周航の歌
(ペギー葉山)
3 遠くへ行きたい
(ジェリー藤尾)
赤いハンカチ
(石原裕次郎)
4 君恋し
(フランク永井)
江梨子
(橋幸夫)
5 哀愁のトランペット
(アイ・ジョージ)
川は流れる
(仲宗根美樹)
6 下町の太陽
(倍賞千恵子)
若いやつ
(橋幸夫)
7 湖愁
(松島アキラ)
白い花のブルース
(平野こうじ)
8 若いふたり
(北原謙二)
アカパルコのお転婆娘
(スリーファンキーズ)
9 山男の歌
(ダーク・ダックス)
レモンのキッス
(ザ・ピーナッツ)
10 五匹の子豚とチャールストン
(安村昌子)
ヴァケイション
(弘田三枝子)
11 ツイストNo.1
(藤木たかし)
涙の日記
(スリーファンキーズ)
12 電話でキッス
(ダニー飯田とパラダイスキング)
可愛いベイビー
(中尾ミエ)
13 悲しき片思い
(飯田久彦)
すてきな16才
(弘田三枝子)
14 ジェニ・ジェニ
(鈴木やすし)
ロコ・モーション
(伊東ゆかり)
15 クライ・クライ・クライ
(倉光薫)
いつでも夢を
(橋幸夫、吉永小百合)

↓Amazonの商品ページはこちらです。
『青春歌年鑑 1962 BEST30』

『青春歌年鑑 1965 BEST30』

『青春歌年鑑 1965 BEST30』は2002年11月27日にリリースされた、1965年のヒット曲や話題曲を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№6に『アンジェリータ』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
1 ラストダンスは私に
(越路吹雪)
サン・トワ・マミー
(越路吹雪)
2 ウナセラディ東京
(和田弘とマヒナスターズ)

(美空ひばり)
3 悲しき願い
(尾藤イサオ)
二人の世界
(石原裕次郎)
4 女の意地
(西田佐知子)
私を愛して
(奥村チヨ)
5 愛して愛して愛しちゃったのよ
(和田弘とマヒナスターズ)
涙くんさよなら
(和田弘とマヒナスターズ)
6 ナポリは恋人(Napoli Fortuna Mia)
(弘田三枝子)
アンジェリータ
(ダーク・ダックス)
7 ごめんネ…ジロー
(奥村チヨ)
朝日のあたる家
(ダニー飯田とパラダイス・キング)
8 赤坂の夜は更けて
(西田佐知子)
夢見るシャンソン人形
(弘田三枝子)
9 下町育ち
(笹みどり)
恋する瞳
(伊東ゆかり)
10 さよならはダンスの後に
(倍賞千恵子)
スエーデンの城
(岸洋子)
11 チキン・オブ・ザ・シー
(ジャニーズ)
夏の日の想い出
(日野てる子)
12 まつのき小唄
(二宮ゆき子)
君に涙とほほえみを
(布施明)
13 くやしいじゃないの
(森山加代子)
知りたくないの
(菅原洋一)
14 赤いグラス
(アイ・ジョージと志摩ちなみ)
砂に消えた涙
(弘田三枝子)
15 ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー
(越路吹雪)
アイドルを探せ
(中尾ミエ)

↓Amazonの商品ページはこちらです。
『青春歌年鑑 1965 BEST30』

1960年代

Posted by hides