オフコース – 『秋の気配』

2024-01-14

引続き、1970~1980年代に好きだったポプコン系の楽曲を振返ります。
今回は第1回ポピュラーソングコンテスト(1969年)、第3回ポピュラーソングコンテスト(1971年)に出場した、オフコースの楽曲を取り上げたいと思います。

オフコースの楽曲について

オフコースはポピュラーソングコンテストに2回出場しており、第1回(本選会は1969年11月23日、当時は「’69 作曲コンクール」という名称)では『GRADUATE(作詞・作曲:Joan Wigness、歌:ジ・オフコース)』でグランプリを受賞、第3回(本選会は1971年10月9日、当時は「’71 作曲コンクール」という名称)では『サルビアの花(作詞・作曲:早川よしお、歌:オフコース)』で入賞しました。

(※)『サルビアの花』については、岩渕リリ – 『隣の男の子』を参照して下さい。

その後、1970年4月にデビューし、1989年に解散するまでの間にシングルを36枚、オリジナル・アルバムを14枚リリースしています。
なお、デビュー当時は小田和正(おだ・かずまさ)・鈴木康博(すずき・やすひろ)・地主道夫(じぬし・みちお)の3人体制でしたが、メンバー交代を繰返した結果、結成から解散まで在籍していたメンバーはリーダーの小田和正のみでした。

オフコースのシングル

オフコースのシングルは下表の通りで、1st.シングル~2nd.シングルは「ジ・オフ・コース」名義、3rd.シングル~10th.シングルは「オフ・コース」名義、11th.シングル~36th.シングルは「オフコース」名義でリリースされています。

なお、1st.シングル『群衆の中で』は、第1回ポピュラーソングコンテストの入賞曲『DON’T PASS ME BY(作詞・作曲:Betty Dean)』に山上路夫が日本語の歌詞をつけたものです。

リリース日 A面 B面
1 1970年04月05日 群衆の中で 陽はまた昇る
2 1971年10月05日 夜明けを告げに 美しい世界
3 1972年04月25日 おさらば 悲しきあこがれ
4 1973年02月20日 僕の贈りもの めぐり逢う今
5 1974年04月05日 もう歌は作れない はたちの頃
6 1974年10月20日 忘れ雪 水いらずの午後
7 1975年12月20日 眠れぬ夜 昨日への手紙
8 1976年05月05日 ひとりで生きてゆければ あいつの残したものは
9 1976年10月05日 めぐる季節 ランナウェイ
10 1977年02月05日 こころは気紛れ あなたがいれば
11 1977年08月05日 秋の気配 恋人よ そのままで
12 1977年11月20日 ロンド 思い出を盗んで
13 1978年04月05日 やさしさにさようなら 通りすぎた夜
14 1978年07月20日 あなたのすべて 海を見つめて
15 1979年01月20日 愛を止めないで 美しい思い出に
16 1979年06月05日 風に吹かれて 恋を抱きしめよう
17 1979年12月01日 さよなら 汐風のなかで
18 1980年03月05日 生まれ来る子供たちのために この海に誓って
19 1980年06月21日 Yes-No 愛の終わる時
20 1980年12月01日 時に愛は 僕等の時代
21 1981年06月21日 I LOVE YOU 夜はふたりで
22 1981年12月01日 愛の中へ Christmas Day
23 1982年02月01日 言葉にできない 君におくる歌
24 1982年06月10日 YES-YES-YES メインストリートをつっ走れ
25 1984年04月21日 君が、嘘を、ついた 愛よりも
26 1984年07月18日 夏の日 君の倖せを祈れない
27 1984年09月21日 緑の日々 CITY NIGHTS
28 1985年02月21日 call 2度目の夏
29 1985年05月22日 たそがれ LAST NIGHT
30 1985年09月21日 夏から夏まで ぜんまいじかけの嘘
31 1985年11月30日 ENDLESS NIGHTS EYES IN THE BACK OF MY HEART
32 1987年03月04日 IT’S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU) IT’S QUITE ALL RIGHT(INSTRUMENTAL)
33 1987年05月25日 もっと近くに(as close as possible) Tiny Pretty Girl
34 1988年01月25日 君住む街へ 君住む街へ(INSTRUMENTAL VERSION)
35 1988年07月25日 she’s so wonderful 陽射しの中で
36 1988年10月25日 夏の別れ 逢いたい

オフコースのアルバム

オフコースのアルバムは下表の通りで、1st.アルバム~5th.アルバムは「オフ・コース」名義、6th.アルバム~14th.アルバムは「オフコース」名義でリリースされています。

リリース日 アルバム名
1 1973年06月05日 オフ・コース1/⁄僕の贈りもの
2 1974年05月05日 この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2
3 1975年12月20日 ワインの匂い
4 1976年11月05日 SONG IS LOVE
5 1977年09月05日 JUNKTION
6 1978年10月05日 FAIRWAY
7 1979年10月20日 Three and Two
8 1980年11月21日 We are
9 1981年12月01日 over
10 1982年07月01日 I LOVE YOU
11 1984年06月21日 The Best Year of My Life
12 1985年08月01日 Back Streets of Tokyo
13 1987年03月28日 as close as possible
14 1988年06月09日 Still a long way to go

オフコースの1st.ベスト・アルバム『SELECTION 1973-78』

オフコースは1978年5月5日に1st.ベスト・アルバム『SELECTION 1973-78』をリリースしました。
このアルバムには1st.アルバム~5th.アルバムから14曲が選曲されており、№1・№3・№5・№7・№8・№9・№10・№11・№14が作詞・作曲:小田和正、№2・№4・№6・№12・№13が作詞・作曲:鈴木康博となっています。

筆者は大学生の頃にこのアルバムをよく聴いていましたので、とても思い出深いアルバムになっており、「オフコースと言えば、このアルバム」という感覚があります。
名曲揃いの傑作アルバムだと思いますが、中でも『秋の気配』が本当に大好きでした。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 やさしさにさようなら
(13th.シングルのA面)
2 通りすぎた夜
(13th.シングルのB面)
3 僕の贈りもの
(4th.シングルのA面、1st.アルバム収録曲)
4 でももう花はいらない
(1st.アルバム収録曲)
5 水曜日の午後
(1st.アルバム収録曲)
6 のがすなチャンスを
(2nd.アルバム収録曲)
7 別れの情景I
(2nd.アルバム収録曲)
8 眠れぬ夜
(7th.シングルのA面、3rd.アルバム収録曲)
9 ワインの匂い
(3rd.アルバム収録曲)
10 愛の唄
(3rd.アルバム収録曲)
11 こころは気紛れ
(10th.シングルのA面、4th.アルバム収録曲)
12 青春
(4th.アルバム収録曲)
13 潮の香り
(5th.アルバム収録曲)
14 秋の気配
(11th.シングルのA面、5th.アルバム収録曲)

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『SELECTION 1973-78』

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『SELECTION 1973-78』

オフコースの8th.ベスト・アルバム『Off Course GREATEST HITS 1969-1989』

オフコースは1998年5月21日にCD3枚組の8th.ベスト・アルバム『Off Course GREATEST HITS 1969-1989』をリリースしました。

このアルバムは全シングルのA面36曲をリリース順に収録したアルバムで、Disc1は№1が作詞:山上路夫、作曲:BETTY DEAN、№2が作詞:山川啓介、作曲:加藤和彦、№3が作詞・作曲:東海林修、№6が作詞:松本隆、作曲:筒美京平、№12が作詞・作曲:鈴木康博、残りの7曲が作詞・作曲:小田和正、Disc2は12曲全てが作詞・作曲:小田和正、Disc3は№7が作詞:RANDY GOODRUM、作曲:KAZUMASA ODA、№9が作詞:小田和正、RANDY GOODRUM、作曲:小田和正、残りの10曲が作詞・作曲:小田和正となっています。

(ジャケット)

(Disc1)

曲名
1 群衆の中で
2 夜明けを告げに
3 おさらば
4 僕の贈りもの
5 もう歌は作れない
6 忘れ雪
7 眠れぬ夜
8 ひとりで生きてゆければ
9 めぐる季節
10 こころは気紛れ
11 秋の気配
12 ロンド

(Disc2)

曲名
1 やさしさにさようなら
2 あなたのすべて
3 愛を止めないで
4 風に吹かれて
5 さよなら
6 生まれ来る子供たちのために
7 Yes-No
8 時に愛は
9 I LOVE YOU
10 愛の中へ
11 言葉にできない
12 YES-YES-YES

(Disc3)

曲名
1 君が、嘘を、ついた
2 夏の日
3 緑の日々
4 call
5 たそがれ
6 夏から夏まで
7 ENDLESS NIGHTS
8 IT’S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU)
9 もっと近くに(as close as possible)
10 君住む街へ
11 she’s so wonderful
12 夏の別れ

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ポプコン、コッキー・ポップ系のCDについて

ポプコン、コッキー・ポップ系のCDの中から、オフコースの楽曲が収録されている商品をご紹介します。

『THE POPCON ポプコンメモリアル』

ポニーキャニオンからリリースされた通販限定盤で、5枚組のCD-BOXです。

Disc1-№2に『群衆の中で』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)
収録曲が約80曲あるため、掲載を省略します。
⇒ポニーキャニオンのサイト(『THE POPCON ポプコンメモリアル』)を参照して下さい。

小田和正の楽曲について

小田和正は1986年11月1日に1st.シングル『1985(c/w 哀しみを、そのまゝ)』、1986年12月3日に1st.アルバム『K.ODA』をリリースした以降、現在に到るまで精力的に音楽活動を続けていますし、ベスト・アルバムもたくさんリリースしていますが、最も印象に残っているベスト・アルバム『自己ベスト』をご紹介します。

小田和正の3rd.ベスト・アルバム『自己ベスト』

小田和正は2002年4月24日に3rd.ベスト・アルバム『自己ベスト』をリリースしました。
このアルバムには15曲が収録されており、内訳はシングルが10曲、アルバムの収録曲が5曲(うち、4曲はオフコース時代の楽曲のセルフ・カバー)となっています。

このアルバムがリリースされた当時、小田和正が自転車に乗りながら収録曲をメドレーで歌うCMが流れていたのを懐かしく思い出しますが、あれから20年も経っているというのが信じられない気持ちです。
なお、OKWAVEにCMで流れていた曲名が掲載されていましたので、興味のある方はアクセスしてみて下さい。(「ファンクラブ限定のDVDにこのCMとメイキングが収録されています」とのことです)
⇒詳細は、OKWAVE(小田和正の「自己ベスト」CM)を参照して下さい。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 キラキラ
(21st.シングル)
2 秋の気配
(1st.セルフカバー・アルバム収録曲)
3 愛を止めないで
(1st.セルフカバー・アルバム収録曲)
4 さよなら
(2nd.セルフカバー・アルバム収録曲)
5 Yes-No
(11th.シングルのc/w曲)
6 言葉にできない
(2nd.セルフカバー・アルバム収録曲)
7 緑の日々
(8th.シングル)
8 Oh! Yeah!
(6th.シングル)
9 ラブ・ストーリーは突然に
(6th.シングルのc/w曲)
10 my home town
(5th.アルバム収録曲)
11 風の坂道
(11th.シングル)
12 伝えたいことがあるんだ
(16th.シングル)
13 緑の街
(17th.シングル)
14 風のように
(17th.シングルのc/w曲)
15 woh woh
(19th.シングル)

(※)収録元アルバムのタイトルは、5th.アルバムが『MY HOME TOWN(1993年10月27日リリース)』、1st.セルフカバー・アルバムが『LOOKING BACK(1996年2月1日リリース)』、2nd.セルフカバー・アルバムが『LOOKING BACK 2(2001年5月16日リリース)』です。

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『自己ベスト』

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『自己ベスト』

1970年代

Posted by hides