八神純子 – 『思い出は美しすぎて』

2024-01-09

引続き、1970年代に好きだったポプコン系の楽曲を振返ります。
今回は第8回ポピュラーソングコンテスト(1974年)、第9回ポピュラーソングコンテスト(1975年)に出場した、八神純子の楽曲を取り上げたいと思います。

八神純子の初期作品

八神純子(やがみ・じゅんこ)はポピュラーソングコンテストに2回出場しており、第8回(本選会は1974年10月13日)では『雨の日のひとりごと(作詞・作曲・歌:八神純子)』で優秀曲賞、『幸せの時(作詞・作曲・歌:八神純子)』で入賞、第9回(本選会は1975年5月18日)では『幸せの国へ(作詞・作曲・歌:八神純子)』で優秀曲賞を受賞しました。
その後も第10回(本選会は1975年10月12日)と第16回(本選会は1978年10月1日)にゲストとして出演し、第14回(本選会は1977年10月2日)と第15回(本選会は1978年5月7日)では大石吾朗と2人で司会を務めています。
なお、『雨の日のひとりごと』で第5回世界歌謡祭(本選は1974年11月17日)にも出場しています。

本稿では八神純子がリリースしたアルバムのうち、1st.アルバムと2nd.アルバムをご紹介します。

八神純子の1st.アルバム『思い出は美しすぎて』

八神純子は1974年12月10日に1st.シングル『雨の日のひとりごと(c/w 何故だかつらいの)』、1975年2月10日に2nd.シングル『幸せの時(c/w 私だけのあなた)』をリリースした後、約3年を経て1978年1月5日に3rd.シングル『思い出は美しすぎて(c/w エンドレス・サマー)』で本格デビューし、引続き1978年5月5日に4th.シングル『さよならの言葉(c/w 恋人同志)』、1978年6月25日に1st.アルバム『思い出は美しすぎて』をリリースしました。

このアルバムは全10曲のうち、№6『気まぐれでいいのに』と№10『さよならの言葉』が作詞・作曲:小野香代子、残りの8曲は作詞・作曲:八神純子という構成になっており、1st.シングル~4th.シングルのA面の曲が収録されています。
いずれも名曲だと思いますが、個人的には№4『思い出は美しすぎて』が一番好きでした。

なお、№10『さよならの言葉』は、第13回ポピュラーソングコンテスト(1977年)のグランプリ受賞曲でした。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 雨の日のひとりごと
2 時の流れに
3 思い出の部屋より
4 思い出は美しすぎて
5 追慕
6 気まぐれでいいのに
7 せいたかあわだち草
8 窓辺
9 もう忘れましょう
10 さよならの言葉

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『思い出は美しすぎて』

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『思い出は美しすぎて』

八神純子の2nd.アルバム『素顔の私』

八神純子は1978年9月5日に5th.シングル『みずいろの雨(c/w 目覚めたときに)』は、1979年2月5日に6th.シングル『想い出のスクリーン(c/w 雨の休日)』をリリースした後、1979年4月5日に2nd.アルバム『素顔の私』をリリースしました。
このアルバムには大ヒットした5th.シングル『みずいろの雨』が収録されましたが、6th.シングル『想い出のスクリーン』は収録されませんでした。

収録されている10曲のうち、№1『バースデイ・ソング』・№3『揺れる気持ち』・№7『そっと後から』・№9『渚』が作詞・作曲:八神純子、№4『みずいろの雨』・№6『アダムとイブ』が作詞:三浦徳子、作曲:八神純子、№2『明日に向かって行け』が作詞:八神純子、作曲:八神純子・大村雅朗、№5『夜間飛行』が作詞:八神純子、作曲:後藤次利、№10『DAWN』が作詞:山川啓介、作曲:八神純子です。
なお、№8『ハロー・アンド・グッドバイ』は、第7回世界歌謡祭(1976年)出場曲『Between Hello & Goodbye(作詞:Kelly Stevens、作曲:William Tragesser、歌:William Tragesser,Kelly Stevens)』のカバーです(訳詞:片桐和子)。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 雨の日のひとりごと
2 時の流れに
3 思い出の部屋より
4 思い出は美しすぎて
5 追慕
6 気まぐれでいいのに
7 せいたかあわだち草
8 窓辺
9 もう忘れましょう
10 さよならの言葉

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『素顔の私』

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『素顔の私』

八神純子のベスト・アルバム等

八神純子のベスト・アルバム『ポプコン・マイ・リコメンド 八神純子 ポップヒッツ』

八神純子のベスト・アルバムは何枚かリリースされていますが、最も入手し易いと思われる『ポプコン・マイ・リコメンド 八神純子 ポップヒッツ(2006年12月21日リリース)』をご紹介しておきます。

(ジャケット)

(収録曲)

曲名
1 思い出は美しすぎて
2 雨の日のひとりごと
3 みずいろの雨
4 想い出のスクリーン
5 Mr.メトロポリス
6 ポーラースター
7 パープル・タウン~You Oughta Know By Now~
8 I Just Wanna Make A Hit Wit-Choo
9 Be My Best Friend
10 Mr.ブルー~私の地球~
11 夢見る頃を過ぎても
12 I’m A woman
13 サマーインサマー~想い出は、素肌に焼いて~
14 No Return
15 LONELY GIRL
16 NATURALLY
17 FULL MOON
18 小さなさくら貝

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『ポプコン・マイ・リコメンド 八神純子 ポップヒッツ』

『LIVE!! POPCON HISTORY II』

ヤマハから2005年12月21日にリリースされた、ポピュラーソングコンテストのライブ音源を集めた2枚組のCDです。

Disc1-№15に『雨の日のひとりごと』、Disc2-№1に『幸せの時』、Disc2-№13に『幸せの国へ』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
01 恋のささやき
(小坂恭子)
幸せの時
(八神純子)
02 今では
(山崎朗)
いつのまにか君は
(浜田良美)
03 お早うございますの帽子屋さん
(谷山浩子)

(菊地弘子)
04 プラタナスの丘
(庄野真代)
夢見る頃
(スズメの合唱団)
05 キューピーちゃん
(吉川団十郎一座)
コーヒーカップ
(APRIL DANCER)
06 待ちわびて
(中沢京子)
ミッド・ナイト・グライダー
(第一巻第百章)
07 私のことなら気にしなくていいわ
(高岡美智子)
あなたはその後
(ピーマン)
08 こんがりトーストとミルクティー
(小泉まさみとこんがりトースト)
オルゴールの恋唄
(PIA)
09
(DoDo)
届かない手紙
(高岡美智子)
10 街の雨
(ウィッシュ)
母さんの命日
(岩村実)
11 木曽は山の中
(葛城ユキ)
私はコスモス
(庄野真代)
12 ひとり
(朝野葉子)
傷ついた翼
(中島みゆき)
13 すばらしい明日の世界へ
(東京少年少女合唱隊)
幸せの国へ
(八神純子)
14 3月3日の悲しみ
(柴田容子&シスコキッド)
君の住んでいた街
(松崎しげる)
15 雨の日のひとりごと
(八神純子)
ミスターロンサム
(柴田容子)
16 チャップリンに愛をこめて
(チューインガム)
わたり鳥
(七福神)

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『LIVE!! POPCON HISTORY II』

『COCKY POP~大石吾朗とともに~』

ポニーキャニオンから1999年にリリースされた、「コッキーポップ」誕生30周年記念の通販限定盤で、11枚組のCD-BOXです。

Disc1-№17に『夢みる頃を過ぎても』、Disc3-№10に『思い出は美しすぎて』、Disc4-№8に『みずいろの雨』、Disc5-№13に『ポーラースター』、Disc8-№14に『甘い生活』、Disc10-№8に『FLY AWAY』、Disc11-№2に『パープルタウン』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)
収録曲が約160曲あるため、掲載を省略します。
⇒ポニーキャニオンのサイト(『COCKY POP~大石吾朗とともに~』)を参照して下さい。

1970年代

Posted by hides