石川優子 – 『愛を振り向かないで』

2024-01-10

引続き、1970年代に好きだったポプコン系の楽曲を振返ります。
今回は第16回ポピュラーソングコンテスト(1978年)に出場した、石川優子の楽曲を取り上げたいと思います。

石川優子の楽曲について

石川優子は第16回ポピュラーソングコンテスト(本選会は1978年10月1日)に『夜の雨(作詞:谷口ひろみ、作曲:宮田秀実)』で出場した後、1979年3月にデビューしました。
筆者は彼女のシングル曲が好きなので、シングル曲を中心にご紹介します。

石川優子のシングル

石川優子は1979年3月25日に1st.シングル『沈丁花(c/w 風は知らない)』でデビュー後、1990年に引退するまでの11年間に23枚のシングルをリリースしています。
明細は下表の通りですが、14th.シングルと15th.シングルの間にある『ふたりの愛ランド』は「石川優子とチャゲ」名義でリリースされ、大ヒットになりました。

筆者はほとんどの曲が好きでしたが、特に№18『愛を振り向かないで』は本当によく聴きました。
このレコードはB面の『愛をそのままにして-君へ-』がA面のアンサー・ソングになっていて、A面が女性バージョン、B面が男性バージョンのような作りになっていたので、いつも2曲をセットにして聴いていたことを思い出します。

ジャケット 曲名
1 1979年3月25日リリース
A 沈丁花
(作詞:ひのひろゆき、作曲:なかじまかおる)
B 風は知らない
(作詞:吉竹孝雄、作曲:鈴村淳)
2 1979年7月5日リリース
A レット・ミー・フライ
(作詞・作曲:石川優子)
B 虚姿(ポーズ)
(作詞・作曲:石川優子)
3 1979年11月25日リリース
A クリスタル モーニング
(作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎)
B 冬の季色(けはい)
(作詞・作曲:石川優子)
4 1980年3月21日リリース
A ラブ イズ ドリーム
(作詞:土肥ジロー、作曲:なかじまかおる)
B 運命川(さだめがわ)
(作詞・作曲:石川優子)
5 1980年7月5日リリース
A 素敵なモーニング
(作詞:江本聡子、作曲:大村雅朗)
B 愛が消えた日
(作詞・作曲:石川優子)
6 1980年11月5日リリース
A Kiss me すうぃ~と
(作詞:三浦徳子、作曲:大村雅朗)
B セピア色の物語
(作詞・作曲:石川優子)
7 1981年3月5日リリース
A シンデレラ サマー
(作詞・作曲:石川優子)
B 終末(さいご)の夜に
(作詞・作曲:石川優子)
8 1981年9月5日リリース
A 恋のトラブルメーカー
(作詞・作曲:石川優子)
B さよならのことば
(作詞・作曲:石川優子)
9 1981年12月5日リリース
A 真夜中のラブコール
(作詞:石川優子、作曲:M.ダウザー・P.サウアー)
B Once More
(作詞・作曲:石川優子)
10 1982年4月21日リリース
A フラミンゴ
(作詞:麻木かおる、作曲:岡本一生)
B ガラスの中のラブストーリー
(作詞・作曲:石川優子)
11 1982年8月21日リリース
A 涙のソリティア
(作詞・作曲:石川優子)
B 少しだけ ジェ・ラ・シー
(作詞・作曲:石川優子)
12 1983年5月21日リリース
A 誘惑のプレリュード
(作詞・作曲:石川優子)
B Midnight Puppet
(作詞・作曲:石川優子)
13 1983年10月21日リリース
A デスティニー
(作詞・作曲:石川優子)
B 過ぎ去る季節は美しく
(作詞・作曲:石川優子)
14 1984年2月5日リリース
A 風のセレナーデ
(作詞:石川優子、作曲:樋口康博)
B ストレンジャー
(作詞・作曲:石川優子)
1984年4月21日リリース(石川優子とチャゲ)
A ふたりの愛ランド
(作詞:チャゲ・松井五郎、作曲:チャゲ)
B 渚の誓い
(作詞・作曲:石川優子)
15 1984年12月5日リリース
A 5分でSunset
(作詞:秋元康、作曲:石川優子)
B ふたりのキャロル
(作詞・作曲:石川優子)
16 1985年4月21日リリース
A 春でも夏でもない季節
(作詞:秋元康、作曲:石川優子)
B 媚薬とナイフ
(作詞・作曲:石川優子)
17 1985年9月21日リリース
A 涙のロートレック
(作詞:秋元康、作曲:石川優子)
B 左手の指輪
(作詞・作曲:石川優子)
18 1986年4月20日リリース
A 愛を振り向かないで
(作詞:秋元康、作曲:石川優子)
B 愛をそのままにして-君へ-
(作詞:秋元康、作曲:石川優子)
19 1986年9月21日リリース(12インチシングル)
A1 ニール・サイモンも読みかけのままで
(作詞:秋元康、作曲:石川優子)
B1 夏のボサノバ
(作詞:秋元康、作曲:石川優子)
B2 第二章
(作詞・作曲:石川優子)
20 1987年8月26日リリース
A ヴィーナスは泣かない
(作詞・作曲:石川優子)
B 夢色気流’87
(作詞・作曲:石川優子)
21 1988年4月6日リリース
A ドリーミー・ドリーマー
(作詞・作曲:石川優子)
B 時を置いて
(作詞・作曲:石川優子)
22 1988年10月26日リリース
A 約束のアルカディア
(作詞:冬杜花代子、作曲:石川優子)
B 目撃者
(作詞・作曲:石川優子)
23 1989年9月6日リリース
A Silent Melody
(作詞:佐藤純子、作曲:石川優子)
B 忘れない朝
(作詞:来生えつこ、作曲:石川優子)

『パーフェクト・シングル・コレクションplus』

前掲の表に示した石川優子の全シングル24作(49曲)をリリース順に配列したうえ、ボーナス・トラックを6曲収録した3枚組のCDで、Disc1に1st.シングル~10th.シングルの20曲、Disc2に11th.シングル~18th.シングル+『ふたりの愛ランド』+『渚の誓い』の18曲、Disc3に19th.シングル~23rd.シングル+ボーナス・トラック6曲の17曲を収録しています。
なお、ボーナス・トラック6曲の内訳は、下表の通りです。

(ジャケット)

(ボーナス・トラック6曲の内訳)

曲名
1 夜の雨

[1978年第16回ヤマハ ポプコン本選出場曲・・・Live Version]

2 最後のささやき

[企画アルバム「The Spring Song Book(1991年)」収録曲]

3 サイレンサー

[企画アルバム「The Autumn Song Book(1991年)」収録曲]

4 シンデレラ サマー(SPECIAL VERSION)

[企画アルバム「Collections(1984年)」収録曲)]

5 ふたりの愛ランド2009

[Chage CD「Many Happy Returns(2009年)」収録デュエット曲]

6 Thanks and Good Luck

[LIVE CD「ファイナルコンサート “愛を眠らせないで"(1990年)」収録曲]

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ポプコン、コッキー・ポップ系のCDについて

ポプコン、コッキー・ポップ系のCDの中から、石川優子の楽曲が収録されている商品をいくつかご紹介します。

『LIVE!! POPCON HISTORY IV』

ヤマハから2006年12月13日にリリースされた、ポピュラーソングコンテストのライブ音源を集めた2枚組のCDです。

Disc2-№2に第16回ポピュラーソングコンテストの時の『夜の雨』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)

Disc1 Disc2
01 あんたのバラード
(世良公則&ツイスト)
夢想花
(円広志)
02 セプテンバー バレンタイン
(安部恭弘)
夜の雨
(石川優子)
03 ワンダフル スカイ
(オレンジ)
流恋情歌(るれんじょうか)
(チャゲ&飛鳥)
04 グッド バイ
(スパイラル ステップス)
時が過ぎるように
(勝木ゆかり)
05 じゃあね またね 元気でね
(セ力ンド)
どしゃぶり ずぶぬれ しどろもどろ
(ホンキートンク)
06 踊り子
(小林契)
傷心
(大友裕子)
07 自由になりたいために
(下村明彦)
流浪(さまよい)
(小柳孝人& Box Office Band)
08 秋の一日
(下成佐登子)
I’ll Wait For You
(Lisa Lee)
09 さよならのひとこま
(小林雄二)
心を開いて
(トゥインクル)
10 白いページの中に
(柴田まゆみ)
リベルテ
(松永千鶴)
11 化石
(川崎宣浩とたっちやんブラザーズ)
時流
(鈴木一平)
12 かなしみ通り
(野本直美)
りんごの木にかくれんぼ
(ニックとともだち)
13 目を閉じて
(ロブ・バード)
あなたは海
(市橋千寿子)
14 離別学(わかれがく)
(リナタス)
ひとり咲き
(チャゲ&飛鳥)
15 10月の汐吹は寒かった
(U.U.(ユーユー))

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『LIVE!! POPCON HISTORY IV』

『COCKY POP~大石吾朗とともに~』

ポニーキャニオンから1999年にリリースされた、「コッキーポップ」誕生30周年記念の通販限定盤で、11枚組のCD-BOXです。

Disc1-№13に『ラブ イズ ドリーム』、Disc2-№18に『シンデレラ サマー』、Disc7-№10に『レットミーフライ』、Disc10-№10に『クリスタルモーニング』、Disc10-№12に『ふたりの愛ランド』が収録されています。

(ジャケット)

(収録曲)
収録曲が約160曲あるため、掲載を省略します。
⇒ポニーキャニオンのサイト(『COCKY POP~大石吾朗とともに~』)を参照して下さい。

1970年代

Posted by hides