Excel VBAの覚え書(UsedRangeプロパティ編)
■WorksheetオブジェクトのUsedRangeプロパティ
データが格納されている領域をまとめて操作する際、意外と便利なのがWorksheetオブジェクトのUsedRangeプロパティだと思います。
ということで、本稿はUsedRangeプロパティに関する「覚え書」です。
UsedRangeプロパティの詳細
Microsoftのサイトで「UsedRangeプロパティ」を調べると、以下のように記載されています。
- 指定したワークシートの使用範囲を表すRangeオブジェクトを返します。
- 読み取り専用です。
また、オブジェクト・ブラウザでUsedRangeプロパティを参照すると以下のように定義されており、何も引数を指定することなく、データを格納している領域がRangeオブジェクトで返って来ることがわかります。
- Property UsedRange As Range
■UsedRangeプロパティの使用方法
UsedRangeプロパティの代表的な使い方は、以下の通りです。
開始行の取得
データが格納されている領域の開始行を取得したい場合、UsedRange(Rangeオブジェクト)のRowsプロパティ(指定した範囲の行を表すRangeオブジェクトを返す)で先頭行を指定します。
- sht.UsedRange.Rows(1).Row
最終行の取得
データが格納されている領域の最終行を取得したい場合、UsedRange(Rangeオブジェクト)のRowsプロパティ(指定した範囲の行を表すRangeオブジェクトを返す)で最終行を指定します。
- sht.UsedRange.Rows(sht.UsedRange.Rows.Count).Row
開始列の取得
データが格納されている領域の開始列を取得したい場合、UsedRange(Rangeオブジェクト)のColumnsプロパティ(指定した範囲の列を表すRangeオブジェクトを返す)で先頭列を指定します。
- sht.UsedRange.Columns(1).Column
最終列の取得
データが格納されている領域の最終列を取得したい場合、UsedRange(Rangeオブジェクト)のColumnsプロパティ(指定した範囲の列を表すRangeオブジェクトを返す)で最終列を指定します。
- sht.UsedRange.Columns(sht.UsedRange.Columns.Count).Column
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出版社:インプレス
発売日:2022/3/23
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発売日:2019/11/25
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